岩塊を踏んで11月26日 北摂 / 山本から中山へ 晴 渓谷沿いの道はすぐに尽き、縦走路は見上げるような岩峰にかかる。火山活動によってできた岩塊らしく、靴底に吸い付くような粘りがある。急斜面ながら足場に苦労しない。途中で下界を見渡していると、御年八十前後と見える男性が現れた。ペットボトルひとつ腰にぶら下げ、息を切らしながらもしっかりした足取りである。朝の散歩のコースなのかもしれない。