桜の寺の楠1月17日 河内 / 弘川寺 晴時々曇 この寺の裏山には夥しい数の桜が植えられていて、遊歩道で観賞できるように設えてある。いかにも “植えられた” 感のする桜とは対照的に、境内に幾株かある楠の大樹は、境内と一体不離に深々と根を張っていた。西行が存命の当時、桜がどんな佇まいを見せていたのかは想像しにくいが、楠は今と同じように濃い緑陰を作っていたのではないか、と思わせるのである。