「落差」も昭和38年の作品でした。これも推理小説ではなく、社会問題にメスを入れたものでした。

教科書製作に関わる鑑修者、編集人の人選に、その報酬の印税とその配分など生々しい裏話が描かれている。そこに関わる著名な歴史研究家でもあり、筆のたつ人気作家でもある大学教授の女性問題が絡ませて説は信仰する。

ここでも私は怖さを感じた


それは教授の女性を追いかける変質的な性格である。同じ歴史研究者仲間の婦人や、同級生だった友人の妻に対して執拗に関係を持とうとする行動は、今でいうストーカーである。松本清張は60年代の高度成長期の時代にその恐怖と影響を世に訴ているのだ。清張の問題を見極める広さと鋭さを痛感した。

なおこの小説ではもう一つダム建設での住民との補償問題もからんでいる。舞台は高知県の山である。子のころまだ東京・高知間の直通便はなく、高知・大阪間が1日2便しかなかった。まだまだ高知は東京からは遠かった時代だった。

 

写真 誕生日のプレゼントのTシャツ2枚

 

娘の夫、Yくんが私のために無印のTシャツ買いい、私の好きなTHE NORTHFAACEのロゴや、六甲山のいのししやアルファベット文字を集め、アイロンでTシャツに貼り付けてくれた、世界で一つしかないののを造ってくれたのだ。手間暇がかかったことであろう。ありがとうございます。

 

いただいたのは先月の29日だが、夏日の気温になったこの大型連休になって、着始めました

 

喜んで毎日着ています。Yくんありがとうございます。