レンタルで観ました。
『マロナの幻想的な物語り』
仔犬マロナの見る世界は
カラフルで
夢の中に居るようで。
楽しく、私は嬉しい。
(象徴的で美しい画面の連続は
私にとってこの上ない幸せと
いう意味。で嬉しい。)
あの独特の映像には
別の意味もあるのだ、と
知るのはラスト。
マローナの
呟きによって。
今思えば
影絵のようでもあり、
煙突効果による上昇気流のようでも
あった映像を
(監督が実際
日本人が抱くその感覚と
どれくらい似ているのかは
わからないけれど、
世界各地で似たような
風習があるような気もするし。)
仔犬の(低い位置からの)視点が
人間や物質を独特の見え方に
させている側面も感じつつ、
まずは純粋に
映像美として堪能する
その “ 最中 “ には
予感させなかったラスト。
私が借りたのは
『マロナの幻想的な物語り』
というタイトルだけど
映画祭公開時の邦題は
『マローナの素晴らしき旅』
なのかな。
幻想的。
素晴らしき旅。
どちらのタイトルもまた
ラストで意味を持つんだな。
逆説的でね。
確かに
その逆説的な度合いで
よりふさわしい、のは
さまざまな物を包括する言葉で
視点をぼかして表現した
前者かな。
こちらで
知られてゆくのかな。
私の現実の生活の中で
最近強く感じている事と
(地域で暮らす動物の事を
これまでより考える毎日。)
照らし合わせながら観た
仔犬の物語です。