『 ザリガニの鳴くところ 』 | あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

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旧タイトル
あしたうさぎの朝ごはん ー野菜ごはん、ときどき、好きなこと。ー

足りないものを補い身体を整える朝ごはん・・・の事を書いていたけど、2020年から以外の事を書く機会が増えました。写真の著作権は放棄していません。ご使用ご希望の際はご相談下さいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

大切な人。

 

でも


虐げられている人。


 

 

その “ ジャンピン ” が

 

酷い目に遭うところに

 

遭遇したら

 

私も相手を

 

ただでは帰さない。

 

 

私は本来

 

そんな風な時には

 

激しく抗う。

 

 

 

 

 

 

私の場合は


 

 

こうした、

 

とっておきの、

 

どうしても譲れない抗いの

 

正当性を守るために、今は

 

 

 

 

 

その他の多くの場面では

 

自分自身に向かって

 

” 抗わないように ” と

 

呪文をかける

 

のだけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(7月23日)

 

 

 

 

カイア。

 

彼女自身は

 

ジャンピンと同じかそれ以上に

 

虐げられていて、

 

そんな彼女のとる策は

 

私とは違うのかと

 

おもいきや、


(私が必ずしも


 ”虐げられていない”


 わけでなく。)

 

 

そんな事はなかった。

 

激しさの行き着く先はやはり

 

なりふり構わず。

 

 



 

この激しさを


ほかの部分と分けて考え


ないで欲しい。



彼女全体を自分の中に


落とし込んで


読み進めて欲しい、な。



是非に。


 

 

(でも自分の身を守る事も

 

 忘れてはいない。未来にかけた

 

 成功裡に収めるのが肝要よ。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

300ページ目くらいで

 

私の自身の心が熱を帯び

 

私自身の希望まで萌える

 

想いがしました。

 

 

それまでの

 

美しい自然描写が

 

さらに美しさを増して

 

せまってくるような

 

展開でした。

 

 

 

 

 

 

この時点でもう

 

私が今この本を読んでいるのは

 

奇跡としか言いようがない、と

 

いうところまで行った。

 

 


周囲の環境の描写の


緻密さが


この時点までは


何者にも替えがたくて、



それに対する彼女や他の人々の


反応が結果的に


人物を深く描写する事になって、



それだけで


私自身が本を前にして


十分良い時間を過ごせている


実感があったのに。




 

 (ほとんどを7月の4連休中に読む。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう。

 

読み始めから

 

私の心を離さなかったのは

 

自然描写の豊かさ。

 

 

(水を中心とした生物の描写に

 

 私は元々反応しやすいのね。)

 

 

 

作者と共に

 

訳者にも

 

感謝。




 

 

 

 

(小説としては処女作だとか。

 設定以外の面で作者の人生が

 かなり投影されているような。)

 

 

 

 

 

 

 

良い事、悪い事に限らず、


本に限らず、

 

 

タイミングも含めた

 

縁に恵まれている。

 

私は。

 

 

 

 

枕元に置いたままで

 

まだ完読してない

 

ヘッセの本を1冊

 

確実に読み終えようと

 

目論んでいます。

 

 

 

彼の文章に

 

よく似ていると思います。

 

中学生じゃないけど

 

心が震える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『 ザリガニの鳴くところ 』

 

 

今が、読むのに

 

人生で一番いい時

 

だったかもしれません。

 

 

ゆっくり読み返す時が来るのも

 

また、楽しみだけど。