穀物にとっての恵みの雨もそろそろ終わり。
穀雨 末候 牡丹華咲く
土曜日にはだんな君と下北沢に行って、
昔とかわることなく咲く大きな『牡丹』を観てきました。
さて、
重めのごはんがつづいた４月の初め。
その翌週の４月９日（日）の朝ごはんは
こうして干し椎茸と昆布を使いましたよ。
それから大根も・・・
そして最後にパラリとチャイブも。
必要なころに、ちゃんと大きくなってくれるハーブ。
でも今日見たらもう人間以外の方にほとんど食べ尽くされています。
先週のお客さんとは
東城百合子さんのお話をしたり、この精進出汁（干し椎茸・昆布）の話をしたり。
でも、その時にこの出汁のこと、もうちょっとお話したらよかったと・・・・。
お肉を食べたあとには干し椎茸と昆布がいいですよ。
あとはもちろん、
（できれば生がいいのだけれど）大根もいいですよ。
この日。
水出しの精進出汁から出汁がらをとりだして切って、
それを戻した出汁の中で大根をコトコト。
煮汁ごと冷凍しておいた白いんげん豆の水煮と
玄米酒粕を入れて、調味料は塩だけ。
そしてオリーブオイルをちょろり。
どうにもチーズだけは好きで好きでたまらない。
そんな話をしたりしてね・・・。
でもこれで肝臓が元気なまま、
また美味しいお酒がのめるといいですね。
そう。
この日もクリームチーズをパンに塗って
バラのジャムも食べました。
今日の大雨。
昨日開き始めたシャンテ・ロゼ・ミサトが心配で、
雨上がりにベランダに出たら・・・
ああよかったー。無事でした。
蕾の時には濃いピンクで貫禄があるのに、
開くほどに桃のようなあどけなさが見えてくる。
牡丹さん・・・もといTちゃん。
初めて会った日の顔をよーく覚えているのに
もう４０歳だものね。
「 午後２時を過ぎたらアルコール以外の水分はとらない。
打ち上げのビールが美味しくなくなる。」
それだけは全力で伝えたけれど、
もうおたがいにそんな無茶なことが許される歳ではなくなりましたね。
今までも、いつ見てもいいのだけど、
あの１８歳の時にすでに濃く色づいていたその花が、
優しすぎるくらいに優しいSさんの
本来の仕事がちゃんと生きた今回の舞台の中で、
はっきりと間違いなく咲くその姿が観られて嬉しかったー。
無邪気にがいいね。
濃いピンクからのぞく淡い桃色。
しっかり目に焼き付けてきました。
そしてSさんほんとうによかったです。
もうじゅうぶん。
もう自分のことだけでいいです。
肩の荷をすこしおろせたのだったらよかったです。
私が、
Tちゃんとともうひとり、
会った瞬間の顔を覚えている・・・この大きい方は、
昨日も今日も立夏間近の太陽の下にいて、
いまごろ真っ黒に日焼けしていることでしょう。
あんなに白かったのに毎年真っ黒。
そして
呑めなかったのに呑みすぎるようになり、
私は時々静かに諭すことだってありますよ。
私の仕事は今日もまずこの肝臓を守ることです。
そしてバラを切り、毎日水替えし、
ジャムなんかも煮る日々が今年も始まります。