埋火 (うずみび) | あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

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旧タイトル
あしたうさぎの朝ごはん ー野菜ごはん、ときどき、好きなこと。ー

足りないものを補い身体を整える朝ごはん・・・の事を書いていたけど、2020年から以外の事を書く機会が増えました。写真の著作権は放棄していません。ご使用ご希望の際はご相談下さいね。

 
 
 
 
 
 
 
テレビでスキマスイッチの
 
「奏」(かなで)が流れているのを
 
聞きながら「埋火」の章を
 
読んでいたら、
 
泣きそうになりました。
 
 
 
 
 
週末はだんな君は九州のほうに出張。
 
『ことばのこころ』(中西 進)を
 
読んでいます。
 
 
 
 
 
 
ただ、水曜日に
 
お客さまが来ることになったので
 
お掃除やお片づけに本腰を入れたい
 
のだけど、
 
 
土曜日にまず頑張ったのは
 
お風呂掃除で、
 
日曜日は
 
寝室や納戸部屋を中心に掃除。
 
 
(どちらも水曜日のお客様には
 
  関係なさそうだけど・・・。)
 
 
 
 
 
 
 
さて、
 
今月に入ってからは
 
室内の植物の葉水に加えて、
 
ベランダの植物の虫除け対策にも
 
霧吹きを再開しました。
 
 
 
 
 
そちらでは、
 
唐辛子のチンキを薄めたのを噴霧して、
 
すでにカイガラムシやアブラムシの
 
ひどいところは、
 
手でしごくようにして
 
とりのぞいていますよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
ベランダで、
 
秋までにすべての葉を落とし、
 
そのあと徐々に新しい葉を出して、
 
いつもならそのままもっとずっと
 
暖かくなってから花を咲かすシクラメンも、
 
 
今年は年初めに
 
室内の窓辺に入れてあげたので、
 
例年よりもずっと早く
 
もう
 
埋もれていた火が燃え始めました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
では、その隣の
 
合歓(ねむ)はどうでしょう?
 
 
 
 
あちゃちゃちゃちゃ。



観葉植物であるにもかかわらず、
 
この冬、完全に葉を落としてしまった
 
ねむの木。

光優先に窓辺に置いたせいもあり、
 
温度が低すぎたのでしょうね。
 
 

でも葉を落とすのは、
 
乾燥した冬に葉から水分を蒸発させて
 
しまわないように、という

自衛の手段だとも書かれています。
 
 
(『ことばのこころ』 中西進 より)







昨年の夏には、
 
まだまだこんなに小さな木でした。


その名のいわれにあるように、

夜になると合わさるようにして
 
閉じるという
 
密集した小さな葉。



それを全て落として
 
細い幹で立っているその様子は、

色気を脱ぎ捨てて
 
ただそこに立っているだけになった

老いた命のよう。


















だけど、これも埋火(うずみび)で、
 
次の種火となる定め、
 
灰の中であたたかな心を保ちながら
 
燃え尽きてしまわないように
 
しているのかもしれない。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
人間の怒りもとり除いてくれると
 
言われる花が咲くのを見るのも
 
あきらめるわけにはいかないわ。
 
 
 
この冬、
 
できたこと、できなかったこと。
 
ぼんやり浮かび上がってきます。




だけど、ここで、
 
ものすごく喜ぶのも、
 
悲しむのもまだ早いのですよね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
春。
 
音楽の力もちょっとまた思い出して、
 
ずっと同じのを入れっぱなしにしていた
 
コンポの中のCDを
 
入れ替えたことだけは覚えておこう。