先日の休みの日に、自転車をちゃりちゃりこいで公園を走っていたら、下校時の小学生が列を成して歩いていました。その横を私は自転車ですり抜けようとすると、小学生の列に付き添っていた(恐らくPTAの)女の人がいたのです。


このところ物騒になって、登下校時に父兄が帰り道まで付き添っているのでしょうね。交通事故遭わないとも限らないし、変な人に声を掛けられないとも限らないので、こどもたちにとっては危険がいっぱいなのでしょう。


私が気になったのは、小学生の列に付き添っていた方が、携帯でメールをしているのか歩きながら携帯から目を離すことなく(ましてやこどもたちに気を留めるわけでもなく)歩いていたのです。


私はその横を自転車ですり抜けながら、“そんなんで付き添って、何かあったらこどもたちを守れるのかな~?”と思い、付き添いの意味を考えたのでした。



私の身の回りにいる女性(特に主婦の方)の携帯メールをしている確率はかなり高いです。職場の女性は仕事中でも頻繁に携帯メールをチェックしています。


電車でも、私が座った両隣が携帯をいじっているということは珍しくありません。

かくいう私も電車の中では、仕事からプライベートまで携帯メールをしている事がよくあります。


携帯メールという気軽で場所を選ばない情報ツールは、現代社会にとって欠かせないものですが、そのうちメールなんかで情報交換しなくても済む(というか時代が変わり、携帯メールが廃れる)時が来るのでしょうかね?


電車の中で携帯メールしていて、ふと周りを見渡したら、殆どの人が携帯をいじっていて、気持ち悪い光景を見たと感じ、すぐに自分は携帯をいじるのやめて、周囲の人々の携帯をいじる様子を観察していました。

そこにどんな情報のやり取りがされているのでしょうか?


大体が暇つぶしなんでしょうね。

私には子がいません。結婚して12年になりますが、もしすぐに子が出来て成長していたら、中学生になっていたことでしょう。



私の仕事は、コミュニティーワーカーと言われるもので、こどもからお年寄りまで幅広く福祉に関する事業に関わったりするものです。


先日、地域の小学校3年生の2クラスが、私の職場(地域福祉の拠点となる施設)を見学に訪れました。1クラス22名で引率の先生が1名。こどもの数も随分少なくなってきました。そのこどもたちが課外授業として福祉施設を見学にきて、職員である私に施設の機能や職員の仕事内容などを尋ねるのですが、まあ純朴でかわいらしいのです。


私が説明した事を、持参してきた画用紙みたいな記録用紙に一生懸命文字を書き込んで取材していました。(なんて書いたのかはわかりませんが)


ホントは施設内を見学させてあげたかったのですが、22名の生徒さんを案内できるほど広いスペースが確保された施設でもないので、広めのお部屋で施設内の様子をスライドで見せてあげたのです。


そこで私が、「少人数なら施設内を案内してあげるからいつでも遊びにおいで」と言うと、早速、その日の放課後に小学生が「見学させてください」とやってきたのです。昨日も何組かの小学生が見学にきました。


福祉施設に興味を持ってもらえるのは大変ありがたいことなので、もちろんじっくりと見学してもらったのでした。



そんなことがあった別の日に、私たち職員数名が地域の中学校に訪れて福祉体験を指導するという仕事も行ってきました。中学生になるとさすがに純朴さが薄れ、むしろ反抗期さながらの雰囲気で大人と対峙します。


その福祉体験では、中学生に高齢者疑似体験セットという身体障害を想定したグッズを身につけてもらい、右半身麻痺での動きを体験してもらったのですが、グッズで身体に負荷をかけて体験してもらおうとするも、エネルギーが有り余っている中学生に本当の意味で高齢者の病後の疑似体験をしてもらえたかはわかりませんが、まあ私の拙い話にも耳を傾けてもらい、それなりに大変さを感じてもらったように思いました。


体験を終えた中学生から、「疲れた~」「だるい...」など覇気のない言葉が聞こえてきて、エネルギーを余している中学生を対応した我々大人たち(職員)の方が「疲れたよ」と言いたかったのですが、そんなことはもちろん口に出さず、中学校を後にしたのでした。





職場では、子育て真っ最中の職員もいれば、非行に走りかけている息子を抱える職員、高校受験を控えた中学生のママさん職員もいて、それはいろいろと大変そうな話を聞きます。


私は子を持つ親の苦労は体験していませんが、親もいろいろと大変なんだなあといろいろな関わりから学ばさせてもらっています。

今晩の話ですが、うちの嫁が晩飯作るのに冷蔵庫を開け、おもむろに取り出した豚肉を取り出していいました。


「この肉ヤバイ色している...」


何日か前に買って置いた豚肉が、なんとも言えないくすんだ色をしていました。


肉は腐る直前くらいが一番旨い、なんて言葉がありますが、それは牛肉のことを差すのでしょうね。

うちのは豚肉だったので、とりあえず、嫁が肉の匂いをかいでイケルと思ったのか~嫁はアイアンストマック(鉄の胃袋)なので大概は気にせず~調理し始めました。


一応、赤ワインにつけ、醤油と砂糖で味付けをし、焼き上げた色はワイン漬けもあってか、あんまり美味しそうな色はしていませんでしたが、まあ全部食べきりました。

それにしても、赤ワインに漬けたぐらいでは柔らかくもならず、食感もよろしくなかった気がします。


まあ、何が言いたいのかというと、世間では「飛騨牛偽装」で食肉卸売会社「丸明」の社長が謝罪会見していたりするのですが、我々消費者は、何の肉を食べさせられているのか実のところわからないということです。


この手の問題は、過去に同じような事件があってから、業界ではてっきりデリケートになっているのかと思っていましたが、そうでもなかったらしいという印象をもちますね。


もっとも等級の低い肉を購入し、冷蔵庫で寝かせては最低な品質で食す我が家には、飛騨牛被害には遭わずに済んで、関わりのない事件と捉えています。