私には子がいません。結婚して12年になりますが、もしすぐに子が出来て成長していたら、中学生になっていたことでしょう。
私の仕事は、コミュニティーワーカーと言われるもので、こどもからお年寄りまで幅広く福祉に関する事業に関わったりするものです。
先日、地域の小学校3年生の2クラスが、私の職場(地域福祉の拠点となる施設)を見学に訪れました。1クラス22名で引率の先生が1名。こどもの数も随分少なくなってきました。そのこどもたちが課外授業として福祉施設を見学にきて、職員である私に施設の機能や職員の仕事内容などを尋ねるのですが、まあ純朴でかわいらしいのです。
私が説明した事を、持参してきた画用紙みたいな記録用紙に一生懸命文字を書き込んで取材していました。(なんて書いたのかはわかりませんが)
ホントは施設内を見学させてあげたかったのですが、22名の生徒さんを案内できるほど広いスペースが確保された施設でもないので、広めのお部屋で施設内の様子をスライドで見せてあげたのです。
そこで私が、「少人数なら施設内を案内してあげるからいつでも遊びにおいで」と言うと、早速、その日の放課後に小学生が「見学させてください」とやってきたのです。昨日も何組かの小学生が見学にきました。
福祉施設に興味を持ってもらえるのは大変ありがたいことなので、もちろんじっくりと見学してもらったのでした。
そんなことがあった別の日に、私たち職員数名が地域の中学校に訪れて福祉体験を指導するという仕事も行ってきました。中学生になるとさすがに純朴さが薄れ、むしろ反抗期さながらの雰囲気で大人と対峙します。
その福祉体験では、中学生に高齢者疑似体験セットという身体障害を想定したグッズを身につけてもらい、右半身麻痺での動きを体験してもらったのですが、グッズで身体に負荷をかけて体験してもらおうとするも、エネルギーが有り余っている中学生に本当の意味で高齢者の病後の疑似体験をしてもらえたかはわかりませんが、まあ私の拙い話にも耳を傾けてもらい、それなりに大変さを感じてもらったように思いました。
体験を終えた中学生から、「疲れた~」「だるい...」など覇気のない言葉が聞こえてきて、エネルギーを余している中学生を対応した我々大人たち(職員)の方が「疲れたよ」と言いたかったのですが、そんなことはもちろん口に出さず、中学校を後にしたのでした。
職場では、子育て真っ最中の職員もいれば、非行に走りかけている息子を抱える職員、高校受験を控えた中学生のママさん職員もいて、それはいろいろと大変そうな話を聞きます。
私は子を持つ親の苦労は体験していませんが、親もいろいろと大変なんだなあといろいろな関わりから学ばさせてもらっています。