◆26日「浜田城跡の歴史と構造」と題して、浜田市教育委員会の小川直城さんのお話がありました。これはボランティアガイドの会の養成講座として開催されたものです。お話では西に長州藩毛利氏がおり、東に天領石見銀山があり、ここに港があり水があるなどの立地から城を築いたのが始まりで、初代藩主は松坂から古田重治公を迎えました。江戸時代藩主は外様、譜代、親藩とありますが、浜田藩最後の藩主は江戸幕府徳川慶喜の弟松平武聰であったことから、徳川幕府における浜田藩の位置づけが分かります。

 

◆そして幕末石州口の戦いでは、大村益次郎率いる長州軍が浜田城に迫ったことから自焼退城して、いまの津山市鶴田藩に移って終焉を迎えたのが浜田藩と浜田城の顛末です。浜田開府は1619年元和5年で、2019年令和元年に開府400年を迎え、記念行事なども行われました。400年記念から時も移り、普段今日のようなお話を聞くこともなく、一体浜田はどう歩んできたのか、浜田はどうであったのかなど、学ぶ機会をつくることは大切なことです。