◆16日周布まちづくりセンターで同和問題講演会があり「いのちをいただく~みいちゃんがお肉になる日~」と題し、坂本義喜さんのお話がありました。あの有名な坂本さんの絵本「いのちをいただく」が朗読され、参加者はみいちゃんの世界に入って坂本さんのお話を聞くことができました。坂本さんは屠殺場で働き、牛の命をいただく日々、そして肉ができ人々はそれをいただき毎日を暮しています。このような中から仕事の意味を考える、仕事に自信を持つ、仕事が人の役に立つ、このようなことを熱っぽくお話されました。講演には高校生も参加し熱心に聞き入っており、仕事に対し気持ちをどう持つか、仕事に対する向き合い方など学んでいただいたことでしょう。

◆15日大田市で「遺伝子ワクチンと日本人の命運~子どもたちを守るために~」と題して、大阪市立大学医学部名誉教授井上正康さんの講演がありました。新型コロナの感染状況を振り返ってみると、令和2年4月の第一波から始まり、令和3年、令和4年と感染の波が押し寄せ、令和4年12月の八波まで猛威をふるいました。いまmRNAワクチン「自己増殖型レプリコワクチン」による接種が始まろうとしていますが、このワクチンは世界では承認されていないのに日本政府だけが承認しました。

 

◆RNA遺伝子の持つスパイクは、血管を傷つけ血管障害、血圧異常から血栓症、循環障害を引き起こすとされ、①スパイクタンパクに晒される、②変異が起きやすい、③非接種者がワクチンに感染、④ウイルスに進化、の4つの懸念があるとのことです。いまや海外ではコロナワクチンもマスクも終わっており、日本ではワクチンに対して、接種して体調の異変を訴える、風邪が治りにくくなった、死者の増加や出生数の減などを指摘する声もあります。

 

◆浜田市では10月から65歳以上、60~64歳で基礎疾患を有する人を対象としてワクチン接種が始まり、使うワクチンの種類はまだ決まっていないようです。以上のような指摘や懸念に対して、国や県に質すなどしっかりとした調査が必要です。この日の大田会場は満員で、しかもマスクをしている人は少なく、ワクチンに懸念を示す人、問題意識のある人は既に行動していると感じた次第です。講演は14日の松江市を皮切りに、15日出雲市平田町、雲南市と大田市、16日安来市、米子市でも開かれます。

◆15日浜田市金城町波佐で石見たたら研究講演会が行われました。大田高校校長阿部志朗さんからは「北前船で運ばれた黒金」と題し、松江歴史館学芸員の笠井今日子さんからは「石見銀山御料の鑪師 浜原西田屋幾六のたたら製鉄」と題しそれぞれ講演がありました。阿部さんは北前船寄港地・外ノ浦に伝わる客船帳から、北の松前藩から上方までのそれぞれの藩の船が、上り下りで外ノ浦湊で積み下ろしした物を紹介され、その時代時代の物流の移り変わり、様子などが分かりました。笠井さんからは西田屋幾六のたたら製鉄の営みで、流通では「長浜廻し」、生産では「山砂鉄の横山」などと紹介され、浜田でのかんな流しやたたら製鉄のことがうかがえました。このように浜田が担ってきた日本海交流、中国山地の生業など歴史を学ぶ体制が必要です。

◆14日周布地区敬老会が開かれました。米寿を迎えられた27名の方々が紹介され、今日はうち7名の方が出席されました。式では周布小学校5年生それぞれによる、お一人おひとりにメッセージが届けられ、7名それぞれの方からひと言ずつお礼や思いなどお話されました。式ではこれまでの地区のあゆみを映像で紹介されましたが、戦争あり戦後復興、高度経済成長、低成長時代、災害、地区の行事、学校のことなどなどが懐かしく写し出され感慨深く見入っていました。これから市内各地、介護施設などではそれぞれ敬老会が開かれます。

◆13日自民党総裁選挙について新聞が一斉に報じました。9人が立候補しそれぞれ政策を訴えていますが、どれもこれも目を疑うことばかりです。政治とカネのもととなった、裏金議員の公認については、もう処分は済んでいる、これから判断すると先送り、裏金を返金してもらう?これはパーティ券代金、どこへ返金するのか?と決めたことでもバラバラです。政策活動費は10年後に使途を公開することをゴリ押ししておいて、政策活動費を廃止する、といったい国会での議論は何だったのか、開いた口がふさがりません。どうも刷新感を出す、表紙を替える、これに腐心していることが見え見えです。

◆7日浜田市で島根創生計画に関する地域公聴会が、丸山達也知事出席のもと開かれました。島根県の人口は1955年昭和30年から、2023年令和5年までの68年間で28万人30%減少しています。この減少率を圏域別に見ると、出雲圏域11%、石見圏域53%、隠岐圏域59%それぞれ減少しています。以前から15歳~24歳の若い人が就学・卒業・就職による転出が人口減少の大きな要因で、転出し卒業後、職を求めてUターンする若い人を増やす、そのような魅力ある島根を創る必要があります。県内をみると出雲圏域に比べ、石見圏域と隠岐圏域が激減が大きく、県内のバランスを取ることも重要な人口政策です。

 

◆島根創生計画では、活力ある産業をつくる、結婚・出産・子育ての希望をかなえる、地域を守りのばす、島根を創る人をふやす、の4つの総合戦略を立てていますが、ここは産業をつくり人をふやすことで、結婚・出産・子育てがかなえられ、地域が守られます。何よりも若い人の働く場をつくる、守る、広げることに尽きます。東京一極集中、大都市や都市部への人口集中を地方分散へ転換し、本社機能の地方移転、支店や営業所などを地方に維持する、行政は率先して地方の出先機関などの機能と人員を確保する、ことに尽きます。何としても政治が、行政が率先して進めることで、企業活動も人の流れも都市から地方への流れをつくることが必要です。

◆兵庫県知事が四面楚歌に陥っています。が、これも自らまいた種で、水までやっていたのではないか、事実はこのようなことです。知事はひとりが選ばれる選挙で生まれたもの、逆に見ると半数近い有権者が反対のこともある。事は県知事がパワハラをした、おねだりした、これを嘘八百、うわさ話として片づけ、組織や長の不正などを通報し通報した人が守られるべき公益通報制度、それを脇において、第三者の意見も聞くことなく、自らの独断で一方的に職員を処分したのが事の顛末です。選挙で選ばれる人でありながら、権力が権限が自らにあると、とかくその道を踏み外す例はあちこちにあり、歴史が物語っています。自らを振り返る、他人に評価判断してもらう、選挙で選ばれることのその重さが分からない知事のようです。嘘八百、うわさ話と言葉に威勢がいいと、どうもその裏には何か影があります。

◆7日浜田市戦没者追悼式が行われました。全国戦没者追悼式は8月15日で全国各地でも大方8月に行われますが、浜田市では8月は暑いということで、以前から9月第一土曜日に開催しています。オープニングでは、浜田高校合唱部による「ふるさと」、エンディングでも「浜田市民歌」を高らかに、そして厳かに歌っていただきました。追悼式では~次世代に語り継ごう、戦争の悲惨さ、平和の尊さ~が掲げられています。が、いま戦争の惨禍は忘れ去られようとし、悲惨な戦争はいま世界あちこちに、平和であること尊ばれていないのでは?と思う昨今の世界の情勢です。

◆6日モーニングショーで、44歳と60歳で急激に老化が進むことが判明、と特集番組がありました。確かに、40歳代では中年太り、更年期障害、早い人はメガネが必要になり、どことなくおじさん、おばさんぽくなります。60歳代になると足腰が弱り、気力、運動力、食欲なども若い時ほどなくなります。番組では守りの対策として、①栄養過多、肥満を恐れず、好きなものをしっかり摂取することで、皮膚や筋肉の衰えを防ぐ。②頑固にならない、人の話を聞くことで、活発さや認知力の衰えを防ぐ。とのことです。??自身はシャレを込めて、あるく、しゅ味を持つ、たい重計に乗る、にっこり笑う、ひとに出会う、でかける、おいしく食べ飲む、と心がけています??

◆「ギフトになった摂食障害」という本を人を介していただきました。著者は佐々木康子さんで浜田市の出身です。佐々木さんの娘さんが摂食障害になられ、そこから娘さんとの関係が悪くなり、娘さんの学校生活も紆余曲折あり、いろいろなことが起き、家族の関係も悪くなって行きました。そこから佐々木さん自身が娘さんとの関係づくり、コミュニケーションをとり、母と娘が理解し合うまでになり、そして摂食障害がギフトになったと、その時その時のことを丹念につづられている本です。家族の間は丁寧に丁寧にその関係をつくって行くこと、ギクシャクすることが多い社会も相手に寄り添う、気持ちだけでも理解する心配りが必要では、と感じさせられた一冊になりました。佐々木康子さんありがとうございました。