◆15日「石見銀山から考える江戸時代の身分」と題して、石見銀山資料館の館長仲野義文さんのお話があり、これは全日本同和会浜田支部総会にあわせて行われたものです。かつて、江戸時代は士農工商の四民の身分の下に、えた、ひにんと呼ばれる身分制度があったと習いましたが、いまでは、士農工商のほか職業や居所により区別される、多くの小さな身分集団があったと教えているとのことです。身分制度は地域によって様々であること、小さな身分集団は、それぞれ役回りがあり、地域の営みに必要な仕事で、それにより地域全体がうまく回っていたことになり、いま、歴史をきちんとひも解き正しく伝えることが必要です。人それぞれを思い合い、人を大事にする、分け隔てなく地域社会が回ること、これに尽きます。