◆石央文化ホールで災がボランティアセンター運営者養成講座が開かれ30人が参加しました。報告者は大田市社会福祉協議会の飯田啓介さん、講義は鳥取県日野ボランティアネットワークの山下弘彦さんです。飯田さんは令和5年7月豪雨での取り組みを報告され、ボランティアセンターの開設と土砂の除去、土砂崩れの応急防止などを行い、ボランティアによる重機など資機材の持ち込みも紹介されました。山下さんは、平成12年の鳥取県西部地震に遭遇し災害ボランティに取り組み、能登半島地震でも支援活動に取り組み、島根県内でも平成18年の出雲市豪雨、30年の島根県西部地震、令和元年の吉賀町大規模建物火災などでも被災地支援活動に取り組んでいます。

 

◆これら災害時には、想定外とか、未曽有、緊急事態などと表現されますが、最悪を想定して最善を尽くす、とはとよく言われることで事前の対策を立てておくことに尽きます。行政機関などは、連絡網をきちんと整備しておき、発信元をきちんと位置づけておき、市民誰にもよく分かることに尽き、「船頭多くして…」にならないことが大切です。そして市民は、自分たちでやれること、自分たちがやりたいこと、自分たちのやらなければならないこと、などを平時から意識しておき、いざという時「お客さん」にならないこと、日ごろ地域で顔の見える関係、地域の支え合いが重要です。地域社会の横のつながりをどうつくって行くのか、いまが問われています。