◆国会が混迷しています。衆議院の政治倫理審査会を中断しての、予算委員長の解任決議案での攻防、財務大臣の不信任決議案提出、異例の2日土曜日の国会審議と続き、政権に対する国会に対する国民の目はさらに厳しくなりそうです。次の記述は15年前の政権交代選挙前に記したものですが、いまの状況とある意味よく似通っており、いまから戦われる島根1区補欠選挙にも大きな影響を与えそうです。

 

「◆これは一般的全国的な状況ですが、島根県の実情について述べてみます。地域を歩くと島根県でさえ、野党の政策に期待したい、いっぺん野党にやらせてみたい、政権党の混迷ぶりを批判するたくさんの声を耳にします。が野党への不安もかい間見えます。景気や雇用対策、年金・医療・介護などの社会保障に関心が高まっていることも政権党には逆風です。
 

◆長い間地域を必死で守ってきたのに、県民生活に大ナタを振るわれその傷がまだ癒えていない、一連の政権党の政策によって裏切られたことなどに大きな反感があります。保守的で比較的従順な島根県民でさえ、すでに大きな決断をしたように想像します。
 

◆賢明な島根県民のこと、全国の情勢を見て、全国に乗り遅れまいと政権党から離反する動きが加速するような予感がします。2007年参議院選挙では、誰もが現職の逃げ切りを予想したにもかかわらず、結果はその逆となりました。また、益田・安来・松江・出雲の各市長選挙でも予想外の結果となったのは、ほんの最近のことです。」と記しました。いまの政治とカネ、統治能力を欠いた政権党、国民の目にはどう写り、そして投票行動はどうなるのか。