◆19日浜田郷土資料館友の会例会として、約30人の会員が参加して、浜田城資料館の現地での展示解説があり、「企画展 日本遺産・外浦~北前船寄港地を探る~」として、教育委員会の川本裕司さんからのお話がありました。浜田藩の成り立ちは、松坂藩主古田重治が浜田に転封され、益田七尾城跡、周布城跡などと比べて今の位置に築城したこと、その浜田城は続日本100名城指定されていること、城下絵図や鎧、甲冑、日本遺産外ノ浦などの説明がありました。

 

◆外ノ浦は、平成30年に「日本遺産 外ノ浦~北前船寄港地・船主集落~」として認定され、館内には廻船問屋米屋の屋敷絵図、いわば顧客名簿にあたる「諸国御客船帳」、北前船入港記録である「入津帳」、外浦八景写真などが展示されています。浜田城資料館の建物は、歴史的建造物「御便殿」を活用し、昨年整備されたもので、御便殿は東宮殿下(のちの大正天皇)の山陰行啓の宿泊施設として建築されたものです。この資料館や浜田郷土料館では展示スペースが限られることから、いま「歴史文化保存展示施設」の整備に向けた検討が進められています。