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■先日(20日)美川公民館東分館で竹細工講習会が開催され、約20名の市民が参加して正月飾りなどの竹細工に挑んでいました。この催しははじめて3年くらいになるとのことで、大工さんや腕に自信のある世話人さんの指導を受けながら、本格的な門松、ミニ門松、孟宗竹を加工した花器づくりなどに取り組んでいました。
■このように地域活動の一端を担っている公民館は、昭和20年に発足し半世紀以上が経過し、時代の変化とともに公民館を取り巻く状況が大きく変わり、地域社会や市民生活なども様変わりし、人々の価値観も多様化し、生涯学習のニーズも多岐にわたっています。これに対応する公民館も大胆な見直しが必要となっています。
■そのような中、島根県教育委員会では平成19年度から、公民館活動を通じて地域の連携を深める「実証!地域力醸成プログラム」を展開しています。これは公民館を中心として、地域の課題を地域住民で解決する力をつけようとするもので、県内300公民館のうち37公民館がモデル事業を実施しています。
■ところで地域では公民館のほか、自治会、町内会、社会福祉協議会などもあって、それぞれ活動が行われ、縦割りで相互に連携が取られていないとの指摘がされています。世話役が限られている、役員任せとなっている、住民の参加を促すことなどの課題があり、地域主体、住民本位の仕組みに変える必要がありそうで、これは自治体そのものにも問われていることです。