■浜田市の市長・市議のダブル選挙が行われ、結果は既報のとおりです。投票率は76・84%(市長は76・83%)で前回を1ポイント以上下回りました。4年前の投票率は、浜田選挙区74・77%、金城選挙区87・69%、旭選挙区91・1%、弥栄選挙区87・7%、三隅選挙区84・95%でした。
■投票率が下がった要因は、市政に大きな争点がなかったこと、急遽市長選挙となり盛り上がりに欠けたこと、衆議院選挙の直後であり関心が薄かったこと、国の政権交代が行われ投票行動に躊躇があったことなどが考えられます。
■浜田市には、自治区制度など合併の仕上げ、少子高齢化への対応、産業の振興や雇用の場の確保などいろいろな課題があり、今後、市議会での議論がされるでしょう。合併協議にそったまちづくりと激動する社会情勢との調整が求められそうです。
■また政権交代に伴う国の政策の変更への対応、新政権では国民生活や地域主権などに主眼が置かれ、これに呼応した市政運営が求められそうです。市政にいわば“疑似政権交代”が必要で、それは市民視点に立って、柔軟な政権運営、情勢適応力が問われることになるでしょう。