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■今日(25日)県立大学で「島根県地域政策支援のための大学の役割と可能性に関する研究会」が開かれました。今回の研究会の講演では、島根大学野中資博教授により「地域と大学の連携のあり方について―島根大学における「地域再生人材創出拠点形成プログラム」を中心にー」と題して行われました。
■講演であったプログラムは「地域の再生に貢献する未来志向の人材を育成する教育を行う」ことを目的としています。やさしく言い換えると、宍道湖・中海の汽水や流域の環境の管理や修復産業、バイオマスの活用、機能性食品の開発など、地域の再生を担う人材育成を目指しています。
■地域再生と言えば、島根県西部の実情は深刻で地域が危機に瀕しています。道路の草刈りなど維持管理がままならない、空き家が目立ち放置してあり朽ちかけている、高齢者独居世帯で家の管理に難渋している、地域コミュニティが崩壊し集落維持が困難である、などの現状があり急いで方策を講ずる必要があります。
■このような現状に対してどうすればよいのか?今ある人を元気に、今ある資源を有効活用することが必要です。高齢社会に対応して買い物、通院、防犯や防災、地域行事、冠婚葬祭など一元的に生活から介護を支援する、高齢者により少量多品目・手づくり・こだわり・地域独自の特産品づくりを行う、地域コミュニティを復活させる、草刈が容易な草に植生を変える、ハイテク草刈機の開発により省力化を図る、などそこには過疎高齢化だからこそのビジネスモデルがころがっています。