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■先日(26日)宇津井かかし祭りを見る機会がありました。実行委員長の原田猛さんの話では、5年前に、人がいないからにぎやかにするためかかしを作り祭りを始めたとのことで、人の和がかかしによって作られたとの話になぜか納得したところです。
■高齢者の福寿会、ディサービス、佐野小学校、保育所など地区総出で120体のかかしを作ったとのことで、90歳の人が4体のかかしを作り、米寿(88歳)を迎える人が田ばやしの副太鼓を務めるなど、まさに老人パワーがさく裂する祭りでみなさんの熱意が伝わります。
■この日はあいにくの雨で屋外から公民館に会場を移しての祭りで、江津市跡市の刀ノ庄(とのしょう)太鼓、田ばやしなどの奉納が行われました。田ばやしは元々木挽き唄から発展したもので、明治初年邑智郡から佐野・宇津井に伝承されすたれていたものが、3年前田ばやし愛好会を作り復活したそうです。
■宇津井地区の下流にあたる宇野町でも田植えばやし(ここは田ばやしではない)が復活しており、同じルーツと考えられますが、どのように違うのか競演が待たれます。また佐野・宇津井・宇野と地名が似ているのも興味が持たれますし、「宇」と「佐」は大分の宇佐神宮からいただいたという話もあり、歴史をひも解いてみたいものです。