◆30日浜田市議会が閉会し、請願の採決で紆余曲折がありました。請願は、郷土資料館は浜田城資料館と併設してほしい、給食に子どもの成長につながる自然塩を使ってほしい、訪問介護事業の基本報酬引き下げ見直してほしい、という3つの請願です。郷土資料館整備は市の懸案であり、なかなか進まないことに請願があったものですが、賛成8、反対12で否決されました。給食に自然塩は、委員会で採択したものの、また委員会で審査せよと6月議会で動議が出され、この議会委員会で採択し本会議では12対8で採択されました。訪問介護事業の基本報酬引き下げを見直してほしい、は6月議会で思惑から継続の扱いになりましたが、今議会では一転して全員で賛成で採択されました。

 

◆文字どおり紆余曲折の連続ですが、請願の制度は、国民の権利として認められており、これを最大限保証する、市民の市政参加を進める、このことから市議会として真正面から受け止め、その意に沿うのが議会の役割と思います。また採択されても市長は、取り上げる義務も拘束力もないとされています。そしてもう一点、議会は委員会中心主義がとられており、委員会で反対意見があったとしても、多数で採択されたことは議員は最大限尊重すべきと思います。委員会の判断と本会議での判断が異なることは、避けなければならないと思います。この3つの請願に対する浜田市議会の処し方は悪例として後世に残るでしょう。

 

◆29日、ふるさと歴史紀行「福屋氏の歴史を訪ね加古屋城に登る」がありました。これは郷土史家の下村明雄さんが主宰されるものですが、今日は三隅町の田城謙二郎さんのご案内で山頂まで登りました。御神本氏から5代目の福屋兼広が祖とされており、その居城は有福温泉町の本明城、金城町入野とも言われ、その後、ここ加古屋城に移ったと推測されます。写真は、頂上から旭町を見下ろしたもの、頂上、ふもとの地蔵堂、案内看板などです。

◆28日各保育園・小学校・中学校などで運動会が行われ、今日は、あさひ子ども園、周布小学校、三隅中学校にお邪魔しました。秋の気配を感じさせる気候となり、園児や児童生徒にとっても、観る人もにとっても絶好の運動会日和となりました。これから来月初めまで子どもたちの運動会シーズンとなります。

◆26日石見神楽伝承内容検討専門委員会が開かれ「石見神楽の保存・伝承に関する提言書」の案が示されました。それによると舞や舞い手の保存と伝承、神楽産業やものづくり技術の保存と継承、情報の発信、文化面や歴史の調査研究、石見神楽を振興する新たな団体をつくる、などの内容で神楽を観る舞殿の整備も盛り込まれています。また「石見神楽を創り出したまち浜田」を打ち出しています。

 

◆ところで出雲神楽、大元神楽から石見神楽へと進化し、石見神楽は東から大田、邑智、浜田江津、益田鹿足の大きく4つに分けられるとされています。これらは相互に伝播と進化を繰り返し、その神楽により地域により社中により、それぞれ独自の道を歩んでいます。提言に、広域的な視点、広域の市町でどう連携するか、出雲神楽や石見神楽全体との関係が触れられていないところに違和感を覚えます。

 

◆26日浜田市長旗争奪野球大会の抽選会を行いました。大会には15チームが参加し、10月6日に開幕し開会式が行われ、27日、12月8日、三隅野球場、旭野球場、浜田市野球場などで熱戦を繰り広げ、順調に行きますと12月15日三隅野球場で準決勝、決勝を行います。野球と言えば、ドジャースの大谷翔平選手が連日テレビで中継され、歴史を塗り替える前人未到の大記録を打ち立て、夏の高校野球では大社高校の快進撃で、記憶に残る夏となりました。浜田市では6年後令和12年に国民スポーツ大会軟式野球のメイン会場となり、野球熱を盛り上げる必要があり、学童、中学、高校野球に続いて、社会人野球で若い人が活躍する取り組みが必要です。

◆立憲民主党の代表に野田佳彦さんが選出されました。新聞には「言葉を飾らない」「弁論の雄」「選挙の顔」と概ね高い評価のようで、この評価の対岸にある言葉「巧言令色鮮し仁(こうげんれいしょくすくなしじん)」を思い出しました。この言葉の意味は、言葉巧みで人から好かれようと愛想を振りまく者は、誠実な人間が少なく、人として最も大切である仁の心が欠けている、というものです。高い評価で人間味あふれる、誠実、仁の心を思う存分発揮されることを期待したいところです。

◆23日高松宮賜杯全日本軟式野球大会の準決勝、決勝が行われました。準決勝は、TОKYO UNICОRN(東京) 対 REDBULL KYOTО(京都)は、TОKYO UNICОRNが、NINE GRОUP(大阪) 対 JAみえきた(三重)は、NINE GRОUPが、それぞれ勝ち上がり、決勝ではNINE GRОUPがTОKYO UNICОRNを下し優勝しました。この全国大会は平成18年以来の島根県での開催ですが、この大会と同じように国民スポーツ大会軟式野球が、令和12年に浜田市野球場をメインとして益田、江津、邑智などで開催され、これからその準備が本格化します。

◆21日から高松宮賜杯全日本軟式野球大会が開かれています。今回が68回目となり島根県では平成18年と昭和48年に開催されており3回目の開催となります。各ブロックを勝ち抜いた28チーム、地元開催で島根の4チームの計32チームで争われ、島根からは松江ブリッジ、Western(ウェスタン)、佐世クラブ、ヤンキースが出場します。

 

◆会場は、松江市営野球場を主会場として、松江深田野球場、安来野球場、平田愛宕山球場、浜山野球場、湖陵野球場の6会場で行われ、自身は21日湖陵野球場でお世話をさせていただきました。島根のチームは、松江ブリッジ、佐世クラブ、ヤンキースの3チームが2回戦に進出し、22日は2回戦8試合と準々決勝が行われ、松江ブリッジは準々決勝に進出しました。23日は準決勝と決勝戦が行われます。

 

 

◆16日周布まちづくりセンターで同和問題講演会があり「いのちをいただく~みいちゃんがお肉になる日~」と題し、坂本義喜さんのお話がありました。あの有名な坂本さんの絵本「いのちをいただく」が朗読され、参加者はみいちゃんの世界に入って坂本さんのお話を聞くことができました。坂本さんは屠殺場で働き、牛の命をいただく日々、そして肉ができ人々はそれをいただき毎日を暮しています。このような中から仕事の意味を考える、仕事に自信を持つ、仕事が人の役に立つ、このようなことを熱っぽくお話されました。講演には高校生も参加し熱心に聞き入っており、仕事に対し気持ちをどう持つか、仕事に対する向き合い方など学んでいただいたことでしょう。

◆15日大田市で「遺伝子ワクチンと日本人の命運~子どもたちを守るために~」と題して、大阪市立大学医学部名誉教授井上正康さんの講演がありました。新型コロナの感染状況を振り返ってみると、令和2年4月の第一波から始まり、令和3年、令和4年と感染の波が押し寄せ、令和4年12月の八波まで猛威をふるいました。いまmRNAワクチン「自己増殖型レプリコワクチン」による接種が始まろうとしていますが、このワクチンは世界では承認されていないのに日本政府だけが承認しました。

 

◆RNA遺伝子の持つスパイクは、血管を傷つけ血管障害、血圧異常から血栓症、循環障害を引き起こすとされ、①スパイクタンパクに晒される、②変異が起きやすい、③非接種者がワクチンに感染、④ウイルスに進化、の4つの懸念があるとのことです。いまや海外ではコロナワクチンもマスクも終わっており、日本ではワクチンに対して、接種して体調の異変を訴える、風邪が治りにくくなった、死者の増加や出生数の減などを指摘する声もあります。

 

◆浜田市では10月から65歳以上、60~64歳で基礎疾患を有する人を対象としてワクチン接種が始まり、使うワクチンの種類はまだ決まっていないようです。以上のような指摘や懸念に対して、国や県に質すなどしっかりとした調査が必要です。この日の大田会場は満員で、しかもマスクをしている人は少なく、ワクチンに懸念を示す人、問題意識のある人は既に行動していると感じた次第です。講演は14日の松江市を皮切りに、15日出雲市平田町、雲南市と大田市、16日安来市、米子市でも開かれます。