連休最終日。
あっという間に終わってしまったなぁ…。と言っても、ちょくちょく仕事はしていたし、何か特別大きなイベントがあったわけでもなく、いつもより少しお休みが、自由な時間が多く取れたかなぁ…くらい。
皆さんはいかがお過ごしでしたか?
連休は満喫できました?
久しぶりに一冊の本を読み切りました。
いいぜ、読書。
〝おもかげ〟 〜浅田次郎〜
最近、長い作品を読むことが出来ていませんでした。言い訳の一つとしては、目の手術をして以来、細かい文字を読み続ける事に苦労するようになったから。元々飽き性で、一つの体勢を取り続ける事が苦手で。でも、本との距離によっては、活字が読みにくくて。
文庫との距離感が難しいのです。
あとは心のゆとりがなかったというのもあるかもしれませんね。以前は隙間の時間でカフェで…なんて事をしていたのですが、最近はすっかりそんな時間もご無沙汰で。
短い活字なら日常的に触れてはいるのですが、それでもやっぱり、長いものを読むって良いなと、改めて実感。
浅田次郎さんの作品は大好きで。ただ、毎回心にグサグサ刺さるので、適度に感覚を空けないと読めなかったり。
今回の作品は、定年を迎えたその日に、地下鉄の中で倒れた男性の話。見舞いに来る家族や友人、それから不思議な世界での過去との邂逅。
次郎さんの作品って、時にファンタジー要素がガッツリあって。もし、こんな体験をしたら、きっと、奇跡って呼ばれる。ありえない…いや、そんな事ない、あって欲しい。そんな、物語。
こんな物語を読むたびに、ぼんやりと自分の生まれた意味であったり、生きる意味であったりを考えてしまう。と、同時に、きっと世の中って全て必然なんじゃないかな、なんて思わされてしまう。
次郎さんの物語って、とても特殊な人が登場するわけではないのです。もしかしたら、近くに似たような人がいるかも、そう思わされるような人。そんな人の人生が、綺麗に一本の糸で繋がっていく。
あっ、全てに意味があったんだ…。
そして、それは自分の人生も同じなのかもしれない、そう思えてしまうのです。
自分の人生にも見えない糸があるのかも。
例えば、この〝おもかげ〟という本。
ある日、都内のある駅で待ち合わせ、僕はいつものように車で移動。予想より早く着いて、フラフラと駅前を散歩、ブックオフがあったので、文庫本を一冊買って、コーヒーでも飲んで待ってよう。
唐突な約束。
たまたま道路が空いていて早めに到着。
駅前にブックオフ。
じゃ、読もうと思ってふと目について買ったのがこの本。
ね、きっとこのタイミングでこの本を手に取ったのも、偶然ではない。
なんて、思いたくなるのです。
ただ、振り返れば、色んな出会いの中で今の僕がいて。良い事もあり、悪い事もあり。そんな中でも、ふと思うことはあるわけです。
あぁ、きっとこの出会いは運命だ。
そう思ったことありませんか?
で、そのあとはどう?
あっさり、
勘違いだった…
なんて思ってません?(笑)
いや、それが悪いわけではなくて。
こういう物語に出会うと、ふと、運命だ、そう思った自分の感覚を、簡単に、勘違い、なんて言葉で片付けてしまいたくなくなるのです。
結果はどうあれ、そんなことに思うために、このタイミングでこの本に出会ったのかなぁ…とかね^ ^
運命、なんて大袈裟な言葉を使いましたが、別にそこまで大きなことじゃなくてもよくて。
パッと目に入ったこと、ピンときたからやってみよう、でも良いわけで。
連休は、今日で一旦終わり。
知ってる?
次の連休って、7/13〜15の三連休までないんだよ。
なら、休みじゃなくてもできる、楽しみつくりましょ。
どうです?
たまには読書(^.^)
いや、6月に観劇もオススメです!
さぁ!
また明日から、頑張ろうね(^。^)
んではでは!
また読んで頂けたら嬉しいです(^ω^)