前の師匠に誘われて予定していたお茶会です。
師匠のお友だちが釜を掛けられるという事だけが
わかっているという・・・なんともふんわりとした
お誘いでした。
残念ながら、師匠はご主人の体調が悪く
参加を断念されて、結局・・・KKRにご一緒した
M嶋さん、A藤さん、そして師匠の花月の師匠
(なんともややこしいのですが・・・)K田先生が
ご一緒でした。
面白い?のが、直接ご連絡の取れる連絡先を
知らない方同志で(笑)会場のみがわかっている
という、これもふんわりとした待ち合わせ話です。
わたしたちは、二席目と聞いていて
先に禰宜さんのお話を聞いて、点心席に行って
という段取りだけでした。
あいにくの雨の中、三席まであって24人ほどの
参加者だったようです。
少なくとも15年は、お茶室として使われていなかった
という、お茶室でのお席。
八畳の不思議な形で隅に半畳の囲炉裏がありました。
禰宜さんのお話は、神社の来歴とご自身が神職を
目指したいきさつです。
お茶室も含めて、禰宜さんのおじいさまが作られた
もので、コレクションも数自体がものすごくて
凄い物が普通にその辺に置いてあるという状態です。
(笑)
吉田松陰の消息とか軸装されて、応接間に普通に
かけてあったり・・・。
菅原道真が太宰府に左遷されるときに
立ち寄られて、元の少彦名命をお祀りしてる
祠に参ったら足が調子よくなったという話から
足の神様としても有名らしい。
境内にゲタや草履の奉納がされていて
今もマラソンランナーや登山家、一般市民の
お参りが絶えないらしい。
待合 洋室の応接間で、吉田松陰の消息が
普通にかかっている。
本席で禰宜さんのお話
点心 奥の応接間でいただく
大阪寿司とおかずのお弁当
椀物 真蒸、梅の生麩
大根の小さい梅形
前の師匠のお友だちY下さんが水屋方をしてて
大変そうでした。
本席 床 菅公の軸
三具足で献茶
徒然棚(業平棚)淡々斎好み
おひな様で菱形?
春秋棗(梅)
茶杓 春の園 福本積應
主菓子 こっぽり 栄久堂吉宗製
足の神様でのこと
床の上に(框に)「緒方洪庵 適塾の床の間」の貼り紙あり。
どうも適塾の床の間の写し?らしい。
これもおじいさまのお好み?
副席 同じ茶室の囲炉裏を使って
釣釜
逆勝手盆略点前
干菓子 梅の押し物 金沢諸江屋
梅の麩の焼 梅干し屋さん製
ものすごいお茶会、お茶事ということはないけれど
心づくしの数々で感激しました。
15年以上使われていない炉をキレイにして
使われたとのこと、大変だったのでは?
本当にありがとうございました。