看護師を辞め、またまたアルバイト生活に戻ったが、夫とはやはり相変わらずの遠距離。 


時々の国際電話と手紙に加え、デスクトップパソコンでグーグルチャットができるようになっていた。


しかし、この時代、インターネット通信は1分毎に通信料が加算されるシステムだったので、チャット時間が長くなるとお金もかかる。


毎回、話したいことを整理してからチャットに臨んでいた。


こんなお互いの空気感が感じられない関係が、1年、2年と進んでいき、相手の存在の現実感が薄れていく。私の心の中の夫があやふやになっていったのだ。


その頃、夫は夫で2番目の兄と一緒に立ち上げていた事業を片付け、次のビジネスを模索中だった。


このままではいけない。


現状を変えるために何かできないか。


こんな時、目に止まったのが電車の吊り下げ公告の


青年海外協力隊。


現状の生活に物足りなさを感じ、青年海外協力隊募集の広告を見て、ハッとした若者は私の他にもいたのではないだろうか。


私の場合、動機は不純だったが😅😅😅