夫の国で出会い、1年ほど夫の国に滞在。日本に帰国してから、夫の家族の色んな邪魔が入ったが、負けずにほそぼそと連絡を取り合った。


ある時、夫が国際電話で


「僕たち、このままもう一生一緒になれないことだってありえるよ。君は年をとった時、誰にも頼らず生きていく準備をしたほうがいい」


フリーターをしながら何とか生活を送っていた私には、日本語がまったくできない夫を日本に呼び寄せて日本での生活を始める自信もなく、夫の国で生活する自信もなかった。


夫の言ったことはとても的を得ていて、だからこそ余計に辛かった。