あなたは夢を誰かに話しましたか?
「いつか独立したいんだ」
「自分のビジネスを立ち上げたい」
「こんなことを実現させたいんだ」
そうやって、ワクワクしながら誰かに話したことないでしょうか?
話して、実現しましたか?
実は、話すと、むしろハードルがあがります。
かなり。
人間の脳の仕組みと、まわりの反応が、そうさせているんです。
なぜか?
主な理由は3つ。
① 応援されないとできない人が多い
「応援してくれる人がいれば、もっと頑張れるのに…」 そう思っているなら、ちょっと危険です。
それぐらいの意欲だと叶わないことが多い。
たとえば、独立して経営者になるような人は、だいたいムリだとか、やめておけ、とか、うまくいくわけない、と言われ、それでもやり遂げるタイプです。実際、だいたいこういう経験を乗り越えていると思います。
② 身近な人ほど反対する
これはもう、ほぼ確実です。
身近な人ほど反対するのです。
人は基本的に変わりたがらない生き物。
あなたが動き出そうとすると、自分の手の届くところから離れていくのが怖い。
だから、「正論」めいた装いをして、止めにかかる。
無意識の防衛本能なのです。
③ 話すことで、軽く達成した気分にな
ここが一番の落とし穴です。
人は、夢を話した瞬間、脳内でドーパミンが出ます。 「すごいね!」「応援してるよ!」と言われればなおさらドーパミンが出て満足してしまう。
話しただけで、ある程度やった気になる。
その満足感で行動するエネルギーを消費してしまう。 これが、夢が叶わない最大の原因です。
最初に話した、「応援されないとできない人」は、単に、やり切るエネルギーはないけど、この「疑似達成満足感」を味わいたい、味わって満足する。
だから、叶わないことが多いのです。
踏み出す勇気がないのです。
ただし、わたしもこの気持ちはよくわかります。
学生時代も独立しようと思い、友達と一緒に、と約束して踏み出そうとしていました。
しかし、実際はなかなか進まない(進めない)。
結局、先に友達は就職してしまい、わたしは裏切られたと思い、「本当なら独立していたはずなのに、彼のせいで頓挫した」と思っていました。
違います。
当時、自分が勇気がなかったから、実行に移せなかったのです。
人に話すと、多少のメリットはあるかもしれませんが、デメリットの方がかなり多い。
わたしが会社員時代のこと。
かつて、20代で会社員だったころの話です。
「100万円貯めて辞める」と決意し、独立の準備を始めました。
まわりの同僚に話すと
「うまく行くかね?」
「大丈夫?」
「ふーん、がんばってね(うまくいくわけないのによくやるわ、という口調で)」
だいたいがこんな反応。
まだ「副業」などという言葉もないころ。
株式会社設立には資本金1000万、有限会社設立には300万円必要な時代。
当時、わたしは落ちこぼれ社員で、一番親しかった「落ちこぼれ仲間」がいました。
仕事が終わって、わたしが会社の机で独立のための準備をしていると(会社の許可はもらっていました)、その落ちこぼれ同僚が様子を見にきて、こう言いました。
「ん? なにやってんの? 独立? 前にもそう言って辞めたやつがいたけどさ、3年経ってるのに、まだうまくいったって聞かないね」
あれこれケチをつけてくる。
わたしは相手にしませんでした。
すると今度は、パソコン画面を覗きこんで、またケチをつけてくる。
それでも無視していると、イスを引っ張って
「うまくいくわけないって」
と言って、妨害してくる。
また、大学時代の友達に話すと、彼はまわりの自分の友達に話しまくる。そして、
「やめた方がいい」
「うまくいくわけないに決まってる」
「ムリ」
と、「意見」を書いたメール文面をコピーしたものを送りつけてくる。
そう。
あなたのまわりは、いまのままのあなたでいて欲しい人ばかり。
手の届く範囲から離れていくのを怖がって、阻止しようとしているんです。
でも、わたしはやり遂げました。
軌道に乗ってから、例の落ちこぼれ同僚は一転、「雇ってくれない?」と、恥も外聞もなく言ってきました。
■「背水の陣」は、たいてい失敗する
「よし、もう後には引けないとこまで行ってやる!」
中にはそう決意して、周囲に宣言する人もいます。
でも、それでうまくいく人は、ごくわずか。
なぜなら、 たいていの人は、引き返しても許される環境にいるから。
うまくいかなくても、「ほらね」とか言われて終わる程度だから。
とはいえ、話してうまくいきやすい例、話した方がいい例というのもあります。
それは
■志が同じ人たちに囲まれている場合■
同じ方向を向いて切磋琢磨できる仲間がいる。
指導者やコーチがいて、後押ししてくれる。
そういう環境では、話してもいい。
ベクトルが同じ方向へ向いている人にだけ、夢を語りましょう。
そういう場合は、闘争心に火がつくことも多い。
では、まわりに同じベクトルの人がいなければどうすればいいのか?
ここで、ある知人女性の話をしましょう。
彼女は30代半ばで、海外留学を実現させようとしていました。
でも、親に話せば絶対に反対されることがわかっていた。
だから、ずっと話さなかった。
計画をひそかに進め、ビザを取り、手続きを済ませ、あとは、1ヶ月後に渡欧するだけ。
そして、マンションを引き払う断になって、ようやく親に打ち明けたのです。
すると母親は
「なんか企んでいるなとは思っていた」
とだけ言い、むしろお金を貸してくれた。
そういう物わかりますのいい人だったのではなく、真っ先に反対しそうな人だった。
だから、言わなかった(笑)。
人は、 「もう引き返せない」と認識した瞬間、反対しなくなるものなんです。
反対したところで、どうにもならないと、悟るから、です。
ここで、あなたに問います。
あなたが誰かの夢を聞いたとき、
● 反対を顧みず、ひたむきに取り組んでいる人
と、
●「誰でも」「簡単」「ラクに」できるからやってみたと言う人
あなたは、どちらを応援したくなりますか?
わたしが、これまでの人生経験を通して感じること。
それは、
■夢は、あなたが本気かどうかを試している
わたしがこれまでたくさんの人と会ってきて、夢を語られた人は、だいたい、すでにある程度、形になってきたり、行動して感触を得たりしている人たちでした。
しかも、話し方は、「自分はこれをやってのける!」というような感じでなく、淡々と、「◯◯しようと思って、いまこんな感じのところまで来てるんですよね」という、普通の語り口調。
さて、思い当たること多かったのではないですか?
黙って進めて、もう、ここまで来てる、という状態で人に話したときの反応の方が、はるかに楽しいですよ!
今日から、あなたも、黙って「極秘プロジェクト」を進めてみませんか?