「近畿大学水産研究所」で和歌山の食材に舌鼓を打つ | アシモモ~のブログ

アシモモ~のブログ

月・水・金はネコ関連記事
火・木・土・日は通常の記事
備忘録を兼ねた日常生活の記録です。

ゆっくりお花見をする機会も作れないままに、令和6年(2024年)の桜の季節は終わりました。そんな中でも、4月6日(土)に銀座方面に出掛けたときに一瞬だけ桜を愛でる時間が確保できました。

 

数寄屋橋公園には桜が植えられていて、ちょうど満開の時期でした。後方に写り込んでいるのは岡本太郎氏の製作による「若い時計台」。昭和41年頃に作られたらしいです。

 
【参考】 約4年前の当ブログ記事…「若い時計台」について解説あり
 
今年の桜は咲くのが遅く、咲いたタイミングではすでに葉が芽吹き出していました。この寒暖を繰り返す気候はどうにかならないものでしょうか。寒暖差で体調を崩し気味です。
 
 
こちらは数寄屋橋交差点付近の風景。不二家の看板が圧倒的な存在感を放っています。

 
 
この日は、泰明小学校の裏手にある「近畿大学水産研究所 銀座店」を訪問しました。近畿大学の水産研究所で養殖されたお魚が、近大卒として登場するお店です。近大と言えば、裏金問題で注目されている国会議員が関連していることでも話題に上りました。テレビや新聞の向こう側で騒がれている日々の生活とは無縁の問題がある日の夕食と関連していると知ると、なんだか不思議な感覚に陥ります。

 

こちらはお通し。あらの煮物とシラスおろしです。お通しが800円という強気の価格設定に肝をつぶしました。養殖の新鮮なお魚がお安く食べられる店だと思い込んだままに訪問しましたが、どうやらそういう系統とは一線を画しているようでした。
 
 
鮮魚のお造り盛り(2名分、3800円)には、お魚たちの卒業証書が付いてくるという、力の入れようです。養殖に成功したというマグロの他、タイ、ヒラメ、ブリヒラなどが盛られています。ブリヒラは、近大水産研究所が開発した、ブリとヒラマサの交配によるオリジナル魚種だそうです。両者の良い所を受け継いでいるようで、脂の乗りや適度な硬さと締まりのある歯ごたえはなかなかのものでした。 

卒業証書には以下の記載がありました。せめて残さずにいただいて、魚たちに報いなければと思いました。
あなたは近畿大学の水産養殖過程を優秀な成績で卒業され
お客様にご満足いただけるよう
立派に成長したことをここに証します
 
 
近大マグロとアボカドのブルスケッタ(750円)は、彩りが素晴らしいかったです。マグロが赤いので、トマトは黄色を使っているあたり、細部にまで配慮が行き届いています。バゲットが軽い感じで食べやすいと思いました。

 
 

近大マグロと里芋の白味噌グラタン(1000円)は、具材の意外さに惹かれました。グラタンといえば海老が定番ですが、マグロでも美味しくいただける点、また、里芋という意外な具材が入っている点に意外性を見出しました。グラタンとは、具は何でも良くて、ホワイトソースとチーズでこんがり焼けばそれなりに美味しくいただけるのではないかと思えてきます。

 
 
和歌山県産しらすと真妻わさびのピザ(950円)は薄いパリッとした生地によく合う一品でした。しらすといえば神奈川県の茅ヶ崎周辺が有名ですが、和歌山県でも特産のようです。わさびはあまり存在感はなく、ツンとした刺激があるわけではなかったです。

 
 
和歌山あんぽ柿とクリームチーズ(650円)は、柿がねっとりとしていてジャムのようで、クリームチーズとよく合いました。柿といえば生ハムと合わせたくなるところですが、クリームチーズという手もあるなと思いました。

 
なかなかのお値段でしたが、どのお料理もおいしくいただきました。和歌山の選りすぐりの産品がここに集結したといった風情でした。なかなかの人気店のようですから頻繁には行けないと思いますが、マグロを食べたくなったら再訪したいと思います。
 
 
 

フォローしてね… フォローしてね! フォローしてね