2023年も懲りもせずマニュフェストを策定しました。重要なことは、目標を設定しただけで満足するのではなく、指針として常に心の内に留め、それに従った行動をすることです。そのために、折に触れてレビューして微修正を加え、継続への強いモメンタムを維持したいと思います。
特に今年のマニュフェストは、数値目標を多用して定量的な評価がしやすい作りにしてあるので、2か月に一度の振り返りが実施しやすく、また、反省点も具体的に抽出できるものと思われます。
******* マニュフェスト2023のレビュー ********
【今年の大テーマ: 機嫌よく暮らす】
(1) 人生の残り時間を、密度が濃く、楽しく、有意義なものにしたいとの考えの下、今年の目標の到達点として「機嫌よく過ごすこと」を据えることとする。ただ、漠然と「機嫌よく」と言っても、第4領域(=楽しいだけで後には何も残らないこと)に属する事柄で時間を埋め尽くすのではなく、現在の環境を安定させ、かつ、更なる安定した将来を実現するための投資ともなる事柄で埋め尽くしたときに得られる充実感・充足感を伴うものでありたい。
(2) 具体的には、以下の状況にあるとき、機嫌よく暮らせるのではないかと考える。
①やりたいことを自分のペースでできるとき
②住環境が良好であるとき
③体調がすぐれているとき
④仕事を含めて生活全般が安定しているとき
△ 機嫌よく暮らすという目標を思い出す局面が減ったが、基本姿勢として「機嫌よく過ごす」を実践できた。具体的には、仕事の環境が激変して、慣れない仕事、苦手な仕事に直面せざるを得ない場面が多いが、過度に気に病むことなく一定のラインで割り切って取り組むという姿勢に落ち着けたのは、この実践があるからだと思いたい。
× 相変わらず時間管理が思うようにいかないことが多く、機嫌よく暮らせない局面も多かった。やりたいことが山積していても気分が乗らないこともあった。
△ 3月から始まった原因不明の腰痛は時折再発の兆しがあり、腰の状態が危ないと感じる局面が何度かあった。体重を落として腰への負担を減らすことを最優先の課題と考えたい。
【① やりたいことを自分のペースで実施すること】
(1) やりたいと思うことの要素を抽出すると「第2領域」(=重要度は高いが緊急度は低く、将来に向けた備えになること)」に収斂すると思う。今年、ぜひ取り組みたいことは以下のとおり(一例であって、これに限定する趣旨ではない)。
・ 読書 … 本を読まなくなって久しいので、まずは少なくとも1か月に1冊は本を読むこととする。1日10分でも読書時間を確保すれば、1週間で1時間以上の読書時間を確保できるのだから、月1冊程度なら時間を捻出できるであろう。
× 1日10分の読書時間の確保すらできなかった。本当に良くないことである。10分程度の時間を捻出できないわけがないから、次の2か月の期間においては、天引きをする形で読書時間を確保する取組を進めたい。
・ 投資の勉強 … 投機からの脱却を図りたいので、投資の勉強に本腰を入れたい。
× 読書と同様に手が回らなかった。これも天引きで時間を確保するくらいのことをしないといけない。
・ 運動 … 引き続きジョギングを習慣づける。昨年は月間55㎞走るのを「努力目標」としたが、今年はこれを必須目標に格上げする。また、昨年の努力目標の1割増である60.5㎞を努力目標とする。当面は日数が少ない上に仕事が忙しくなる2月を乗り切ることが最重点の焦点とする。
◎ 7月も8月も、ジョギングは必須目標(55㎞)も努力目標(60.5㎞)も達成することができた。多忙と悪天候のために進捗率が伸び悩んで追い詰められた4月の反省に立脚し、常に進捗率を確認し、追い込まれる状態を回避するよう心掛けた。
× 6月の後半、ヒザ上の筋肉部分が肉離れのような状態になった。半ば労災のようなものだか、その治りが遅い。ふとしたときに激痛が走る。ジョギングに影響しない範囲で早期の完治を目指したい。
・ 筋トレ … 毎日10セット以上の筋トレを行う。朝・晩の分割払いも可とする。
△ 筋トレは思いついたときしかできなかった。時間がないのと、実施場所が散らかっているのが原因。
・ ブログ書き … 1日1記事のペースは維持しつつ、質の向上とマンネリ打破を通じて、1日300以上の「いいね」を目指す。
◎ 1日1記事のペースは維持した。
△ 1日300以上の「いいね」が付かない日の方が多く、日によっては200をかろうじて超える程度にとどまってしまうこともあった。記事の質の向上が求められる状況が続いている。手抜きをしないで記事を書くことがますます重要だと思う。
(2) これらの事柄を「自分のペースで」やると言っても、無制限に時間を割くことはできない。「やること/やらないこと」の峻別による使用可能時間の極大化を図りつつ、時間管理は厳然と実施する。そのため、タイマー機能を活用した時間管理を徹底し、すべてのことについて「終わりの時間」を意識した行動をとる。
× タイマーを使った時間管理の有用性は認識していながら、仕事環境の変化、生活リズムの激変を前に、この手法を取り入れる余裕が無くなってしまい、残念な結果となった。△ 定着しない背景として、時間管理に縛られ過ぎではないかと思う反発心の存在があるかもしれないが、改めて有用性は認識したので、なんとか生活の中に取り入れていきたい。
【② 住環境が良好であること】
(1) 住環境が良好であることは、気分良く過ごすための大きな要素である。他方で、家事そのものは第一領域に属してしまうため、住環境の改善を目的とした家事に多くの時間を割くのは本末転倒だと思われる。最低の労力で最大の効果を得られるように努力を向けたい。
(2) まず、家事そのもの、及び、それに付随する行為(いわゆる「名も無き家事」と呼ばれているもの)の極小化がカギとなる。これらを増やさないためには、小さな芽を早期に摘んでしまうことが重要であり、1日に15分間の「家事タイム」を設けて、その時間内に収まるような小さな家事を処理することとする。週末には、家事の集中タイムを設けて、大きな家事を一括処理することとする。
× 1日に15分間の「家事タイム」だけでは収まりきらないくらいの「名もなき家事」が発生する現実を前に、時間を意識しないで家事に時間を割いてしまう悪循環に陥った。そもそも、「名もなき家事」が発生しないようにする根本療法に着手しないとこの問題は解決しないと思う。
△ 週末の「家事の集中タイム」については、必要最小限のものをこなすので精一杯な状態になってしまった。
◎ 夏休み期間中にバルコニーに面した窓ガラスの清掃を実施し、クリアな視界を確保した。
(3) また、断捨離を断行して、モノを増やさない、モノを極力減らす生活様式を実現する。このため、毎日の振り返りの中で断捨離に資する活動を記録する。
× 断捨離に資する活動の記録を怠ってしまった。
× 精神的に余裕がないと断捨離に積極的に取り組もうという意欲が沸かないようだ。
(4) 例えば、アイロンがけの時間は同時に学習系動画を用いた学習タイムとすることにより第2領域化を図る等、家事の「第2領域化」を意識する。同様に、料理や弁当作りは義務感を覚える場合には実施せず、趣味の深化の時間と捉えて実施する。
× アイロンがけの時間や調理の時間には学習系動画を用いるのが楽しくなってきたはずなのに、どうにも余裕がなく、そこまで手を付けることができなくなった。
◎ 弁当作りは楽しんで実施することを心掛けた。新作の弁当のおかずを作るための情報取集を積極的に行った。
【③ 体調がすぐれていること】
年齢を増すにつれて健康はタダでは実現し得ないということを常に心にとめておきたい。そこで、以下の取組を行う。
・ 昨年の人間ドックで指摘された目の検査を早急に行うこととする。
× 夕方になると目がしょぼついて辛くなる。ドライアイの症状かもしれない。
× 疲れが蓄積すると白目から出血することがあるが、2か月の期間中に2回発生した。
・ 歯の定期的な検診を受ける
◎ モモヅマ~から誕生日プレゼントでいただいた「ジェットウォッシャードルツ EW-DJ55」を用いて口腔ケアに取り組んだ。
・ 夏頃をメドに人間ドックを受ける
◎ 7月上旬に人間ドックを受けた。結果は良好で、血圧がやや高いものの、ほぼ完ぺきとのお言葉を得た。
・ 血圧を安定させるためにあらゆる方策を講じる。冬季は高めに血圧が出る傾向があるから、。4月~9月は130台~70台を目指し、10月~3月は140台~80台を目標とする
◎ 塩分の少ない食事を心掛け、ある程度定着したものと思われる。塩、しょう油の使用量が激減した。
○ 計測時に140台が出ることが多くなり、10ポイント程度下がったと思われる。
× 計測を忘れる日があった。きちんと毎日計測するようにしたい。特に、夜の血圧測定を忘れることが多すぎるため習慣化の取り組みが急務である。
・ 「空腹力」の活用を図るとともに、 体重を今より5㎏減を目指す
◎ 午後の強烈な眠気への対策として、昼食の弁当を半分食べ、残りは夕方に空腹を感じた後に食べる取り組みを実施したところ、午後の睡魔が激減するとともに、体重が3㎏程度減少した。
× 人事異動の季節に突入して宴会が多くなり、体重が減った分を相殺しがち。
・ 体脂肪の燃焼 体脂肪率20%切りを目指す
× 計測を失念することが多く、習慣化からやり直さないといけない。体脂肪率は20%台を示すことが多い。
・ 現在は10.5㎏あるとされている内臓脂肪を削減し、9㎏を目指す
◎ 内蔵脂肪が9.5㎏に減ったので継続したい。
・ 飲酒はメリハリを付け、少飲・淡飲とし、週4日以上の休肝日を設ける
◎ 少飲・淡飲を心掛けた。週4日以上の休肝日を設ける目標は、概ね達成できた。
・ 運動と筋トレを継続する(再掲)
- (略)
【④ 生活全般が安定していること】
(1) ブラック会社であっても、生活していく上では仕事が切っても切り離せない要素と認識せざるを得ない。急な呼び出しがあっても機嫌良くいられるよう、緊急時対応に高度に備えた態勢を取ることとする。
◎ 緊急時対応に備えた行動を常に取ることができた。実際に緊急時対応が求められたケースが複数回あったが、いずれも遺漏なく対応することができた。
(2) 仕事のパフォーマンスを高止まりさせる方法を模索する。調子の波を平準化させるための方策を確立する。
△ 仕事環境の激変に付いていくだけで精一杯だった。
◎ (再掲)午後の強烈な眠気への対策として、昼食の弁当を半分食べ、残りは夕方に空腹を感じた後に食べる取り組みを実施したところ、午後の睡魔が激減した。
△ あまりにも業務量が多く、分野が多岐にわたるので、一度聞いたことを忘れてしまうことも度々発生したので、メモを活用して復習に力を入れた。
◎ 周囲に配慮するために夜は早めに帰宅し、早朝から出勤して書類整理、復習等の自分のために使う時間に充てた。
(3) 睡眠については、天引きして5時間睡眠を確保することに努める他、睡眠前3時間の食事の抑制など睡眠の質の向上を追求する。
△ 極力、5時間睡眠を心がけたが、時間管理に失敗して就寝時間がずれ込む、又は、出勤が早朝とならざるを得ない事情が生じる、といった事情で5時間の睡眠を確保できない日が多かった。平均すると4時間程度の睡眠だったと思う。
◎ 睡眠の質を向上させるため、躊躇せずにエアコンを使用し、一定の質は確保できたものと思う。
◎ (再掲)午後の強烈な眠気への対策として、昼食の弁当を半分食べ、残りは夕方に空腹を感じた後に食べる取り組みを実施したところ、午後の睡魔が激減した。
○ 睡眠前3時間の食事の抑制に努めた
× 飲酒がかかわると食事の制御が効かなるなる傾向にある。
(4) 時間管理においてはパーキンソンの第一法則が常に当てはまることを強く意識する。また、自分の時間の価値を重視し、第4領域に属することに時間を浪費することを現に慎み、第1・3領域に属する事柄の処理時間の圧縮に努め、第2領域に属する事柄を扱う時間の極大化を強く意識する。
× 時間管理については、①(2)記載のとおり。
◎ 第4領域に属する事柄にうつつを抜かしそうになっても、客観的に捉えて戻ってこれるようになった。
△ 第1・3領域に属する事柄の処理時間の際限ない増大を防止することができたが、まだ管理が甘いと思うので、第1・3領域の第2領域化に引き続き取り組みたい。
(5) (4)においては、「強制力」の活用に意を用いて、無意識のうちに第4領域に陥らないための仕掛け・工夫を日常的に講ずる。
× ①(2)に記載のとおり、タイマーを使用した時間管理の有用性を強く認識しながら実施できていないという矛盾した現実があるので、第2領域の極大化と第4領域の撲滅という、取り組みの原点に立ち戻って、取り組みの意義を考えてみたい。
(6) 行動する際には、即断・即決・即実行を旨とした判断の迅速化、判断疲れの回避をはじめとする認知領域の負担軽減を実現する。
◎ 即断・即決・即実行を心がけ、調子が良いときは実行できた。「判断しないのが一番悪い」との思考過程を、習慣化するには至らないまでも、日常的な思考プロセスに取り入れることができたと思う。