6月上旬のある日。
仕事やあれやこれやで、22時台に紀尾井町付近に出没する機会がありました。好んでこんなところに出没しているわけではなく、半ば仕方なしに出没しているのです。
赤坂プリンスクラシックハウスと「White Deer」と名付けられた名和晃平氏の作品のコラボ。この彫刻は、2016年の製作、高さは6m程だそうです。月明りに照らされて空が明るく、夜にもかかわらず、雲がキチンと写り込みました。2時間ドラマだと、こんな洋館で殺人事件が起きたりするのでしょう。
東京ガーデンテラス紀尾井町の4階デッキから眺めた赤坂見附交差点。首都高と国道246号のバイパスが交錯して、まるで未来都市の様相。でも、未来都市には道路なんて概念を超えて、空飛ぶ自動車が飛び交っているのでしょうから、単なる乱開発、行き当たりばったり開発の賜物かもしれません。いずれにせよ、照明のトーンが幻想的な雰囲気を醸し出しているように思われます。
おなじく4階デッキから永田町方面を眺めました。まるでプルデンシャルタワーに月光が差しているかのよう。逆に、プルデンシャルタワーからサーチライトを上空に向かって投射しているようにも見えます。
大した景色ではないけれど、雲や月の配置によっては、風情のあるように見える瞬間があるようです。