熊本から、球磨焼酎「彩葉(さいば)」を送っていただきました。
「彩葉」は、人吉市にある深野酒造が製造している球磨焼酎です。深野酒造は創業が1823年で、約200年も酒造りを続けている老舗です。御用商人だった初代が、米の買い付けで人吉・球磨地方に出入りしているうちに、この地域の米、水、気候に目をつけて一族で移り住み、焼酎造りを始めたとのことです。
深野酒造では、江戸末期から使われている土甕(どがめ)を用いたカメ仕込みと、機械化した蔵での仕込みを両立しているということです。独特のまろやかさを出すためには、土甕の醸造にこだわりを持っているとか。
独自に開発した麹菌を使っています。この麹菌は、日本酒を造るときに使用される麹菌に近く、低温発酵で醸造しています。これによって、華やかな香りとマイルドでフルーティーな味わいが特徴の球磨焼酎ができあがるのです。
2000年と2001年の2年連続でモンドセレクション金賞を取っています。また、2018年秋季全国酒類コンクール米焼酎部門で第1位を取っています。各賞総ナメ状態!
化粧箱には、おいしい召し上がり方が記載されていました。こういった指針を示していただけると大変ありがたいものです。特筆すべきなのは、お湯割りでもなく、ロックでもなく、ストレートで飲むことが第一番目に推奨されていることです。焼酎といえば、お湯割りかロックにして飲むことが多いですから、この指南書きには製品への自信がみなぎっていると思いました。
もちろん、お湯割りで香りをより強調するもよし、ロックで豪快に飲むもよし。「いろいろあって、みんな良い」のはもちろんですが、アシモモ~はストレートで飲んでみました。
まろやかで、味に角がなくて、まるで片栗粉でとろみをつけたのではないかと思うくらい、柔らかな印象をもたらす液体で、華やかなフルーツのような香りが後からこみ上げてきました。
彩葉の他にもいろいろ焼酎あり。






