お財布といったら長財布、という固定観念がありました。
・2つ折り財布だとお札が曲がってしまい会計のときにスマートではない
・2つ折り財布をズボンのポケットに入れると見苦しい上に布もズボンも痛む
といった点が主だった理由です。
アシモモ~が現在使っている長財布は、パリ旅行の記念に買ったものです。モスクワに住んでいた頃、休暇を利用してパリに行ったのでした。モスクワからだとたった4時間のフライトでパリに行けるので、ロシア国内を移動するよりも早かったのです。もう9年前のことです。つまり、9年も同じ長財布を使用していることになります。
【参考】2012年8月にフランスを旅行した
長財布は大事に使っているのでまだまだ使えそうですが、最近はキャッシュレスが進んだので現金を使用する機会が減り、平日は2、3枚のカードがあれば一日が過ごせてしまいます。
通勤時間にはなるべく読書をすること、というのがアシモモ~の最近の課題です。ちょっとした待ち時間や移動時間にも本に手を伸ばすには、カバンが軽く、中の荷物が少ないことが重要だと気づきました。そこで、カバンの軽量化と荷物の少量化しも資する、キャッシュレス時代に合った新しい財布を導入することにしました。
長財布は併用しつつも、自宅とブラック会社を行き来するだけの平日においては、もっとコンパクトな財布が良いのではないかと思い至ったのです。当初は3つ折りのコンパクトな財布を探しましたが、3つ折りで小銭入れまで付くと厚みが出てしまうことがわかりました。
そこで、少し冒険をして小銭入れが無いタイプ、つまり、カードと紙幣しか入らないタイプの財布を持つことにしました。どうせなら末永く使用できたらいいなと考え、ココマイスターの財布にしました。
ココマイスターは信頼できる革製品のお店で、アシモモ~の通勤カバンもこちらの製品です。
少々お値段が張りましたが末永く利用するつもりです。使用しているうちに革が手に馴染み、独特の風合いが出てくるというので、革製品を育てるつもりで日々使用します。
シェルコードバン・オベロンという製品は、このタイプの財布でも珍しい縦長の財布で、見開きで6枚のカードを入れることができます。右側の下部にはココマイスターのロゴマークが刻印されています。
コードバンは農耕馬の臀部にある皮から削り出されるコードバン層を利用した皮革で、繊維の密度が高いため型崩れしないという特徴があります。米国のホーウィン社が作製するオイル仕立てのコードバンのことを特に「シェルコードバン」と呼んでいます。潤沢にオイルを含んでいるのでツルツルの触り心地です。側面の艶感もステキだと思います。
折りたたんだときに縦長になる珍しい財布ですが、紙幣はしっかり収納することができます。横幅が一番長い1万円札も余裕で入ります。