2021年の年始に当たり、今年も懲りもせず、恥を忍んで、マニュフェストを策定することにしました。毎年、空手形のように「マニュフェスト」などと銘打って、新年から恥の上塗りを始めるわけですが、考えているだけではすぐに脳内から消え去るのが常なので、このように言語化することからすべては始まるのだと信じています。
【参考】マニュフェストを策定するのは4年目
2020年のマニュフェスト
2019年のマニュフェスト
2018年のマニュフェスト
2021年のマニュフェストを検討するにあたり、2020年に使用していたスケジュール表兼日記帳を読み返してみました。折に触れてマニュフェストに関連した事項を記してきたものです。記述したその瞬間の気分の揺らぎのようなものはあるにせよ、本当に自分が書いたのかと驚愕するくらい有益な記述も散見されました。日記帳に書いて安心してしまって、書いただけで放置されている有益なエッセンスに再び光を当てる必要があることと、間もなく45歳となるにあたり、本当にもう人生の折返し点に到達している、あるいは、すでに折返し点を通過してしまっている可能性にもにも思いを致すとき、より一層地に足の着いたマニュフェストを策定すべきとの考えに至りました。
そこで、全ての目標を推進する原動力として、有機的に絡み合いかつ骨太の目的意識を設定することにしました。これが無いと、目標を並べたところで「あったらいいな」「できたらいいな」レベルの、絵にかいた餅、単なる理想論で終わってしまいます。やはり、「〇〇したい」という強烈なパッションがなければ、目標の達成などできないものです(少なくともアシモモ~はそうなのです)。
原動力たる目的意識として、以下の3本柱を設定することにしました。
テーマⅠ 夢中になれることを見つける
テーマⅡ 時間管理の徹底化
テーマⅢ 健全で前向きなセルフイメージの保持
その上で、各目標はいずれも上記3本柱のいずれか(重複含む)に位置付けられる形で整理してみました。
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【テーマⅠ 夢中になれることを見つける】
夢中になれることというのは換言すれば高揚感を得られることということです。何事につけ高揚感が無ければ長続きしない上、やろうというモチベーションが上がらないのは当然です。それのために、いろいろな事柄にも取り組むようになるというものです。これを見つけられたら、第一の関門は突破したといっても過言ではないでしょう。しかし、夢中になれるものはコレと言い切れない現実があります。今はとりあえずの設定として、運動、趣味を掲げることにしますが、年間を通じて、変動・追加することはあり得るし、むしろそれを望みたいところです。
① 運動
・ 週に150分以上の運動をするのが理想ですので、月間50㎞のジョギングは継続したいと思います。まずはあと2か月続けて12か月連続での50㎞超を目指します。その上で、50㎞を維持しながら、更に距離を延ばす野心も持ちたいと思います。その際には、足底筋膜炎の悪化には十分注意します。悪化させると50㎞を走るどころではなくなる点に留意する必要があります。楽しく距離を稼ぐために、旅ランの導入も検討します。公共交通機関で都内各地に進出して走るのです。そのためには、ブラック会社からの緊急呼出に対応できるように体制の構築が必要です。また、何とか時間を捻出して、平日にも運動できるようにしたい。これが最難関の課題かもしれません。
・ 縄跳びも継続したいと思います。縄跳びはまだ心のハードルがまだ高いので、習慣化されたとまでは言い切れません。まずはジョギングと同じくらい縄跳びも普通のことのように位置付けられなければなりません。
② 趣味
・ まず、人に問われたときに胸を張って答えられる趣味を見つけたいと思います。上述のとおり旅ランも候補だと思うので、都内で走りやすそうなところを、地図を凝視して見つけ出したいと思います。暗渠沿いの遊歩道などが狙い目かもしれません。
・ 毎週の弁当作りをする関係で、料理も趣味に位置付けたいアイテムの一つです。最近、時間がないが故に簡単なものしか作っていない気がするので、手の込んだものや、創作系の料理にも挑戦したいと思います。
・ 引き続き、当ブログの充実に向けて努力します。ポンドツーリストの積極的な実施、猫ズの動画配信など、2020年には手薄に終わってしまった分野を充実させたいと思います。
【テーマⅡ 時間管理の徹底化】
「測定できるものは管理できる」を合言葉に、より一層、時間管理の観念を導入したいと思います。これまで成功しなかったのは、管理して生じた時間で何をしたいかが不分明だったからではないかと思います。パーキンソンの第一法則(仕事の量は完成のために与えられた時間をすべて満たすまでに膨張する)をも念頭に置きつつ、やるべきこと、やりたいこと(ここで上記「夢中になれること」が出てくる)で時間が満たされるようにするのが理想です。
③ 生活面の構造改革
・ 掃除、洗濯、アイロンがけといった家事が週末に集中している現状をどうにか改めたいので、平日に一部なりとも組み込めないものか模索したいと思います。掃除については、掃除を大掛かりにしなければいけない状態にならないよう、使用の都度キレイにする方法もあるかと思います。
④ 習慣化と時短の実現
・ 良い習慣は積極的に習慣化できるよう努めます。特に、平日の禁酒と5時間睡眠は死守したい良い習慣です。生活の糧である仕事面におけるパフォーマンスに直結する事柄でもあるので、重要度は高いです。また、何事につけ、やるべきことの他に「やらないこと」も明確に定めてこれらの峻別を通じて「判断疲れ」を回避したいと思います。
・ また、ルーティーンの物事は極力マニュアル化してしまい、余計な雑念を入れないようにします。脳内メモリの無駄遣い削減となり、ひいては認知資源の活用にも資するものと信じています。
・ 何か活動をするに当たっては、無制限な時間設定はせず、終わりの時間を定めたいと思います。パーキンソンの第一法則を意識すべきです。
・ これらの実現のためには断捨離の考え方は重要なツールとなり得ます。あくまでも断捨離は手段であって目標ではありません。このことを肝に銘じて取り組んでまいりたいと思います。
【テーマⅢ 健全で前向きなセルフイメージの保持】
3本目の柱として目新しいものを設定しました。時間管理をして夢中になれるものに没頭できる状態が達成されたら、そこには肯定的で健全なセルフイメージが形成されることと思います。そして、結局のところ、それを望んでいるのではないかと思ったので設定してみることにしました。あくまでも、他者との比較においてではなく、あくまでも自己との対話においてセルフイメージが形成されるということです。
⑤ 健康
・ 健全な精神活動は健康の維持から始まるとの思いから、ここに位置付けます。「空腹力」の実践という観点を取り入れて、たらふく食べず食事のコントロールをすることにより、体調の好転や、職場で悩まされている極度の眠気の減退にも資すると期待します。
・ 減量への取組は継続して実施し、あと5㎏は痩せたいと思います。その上で、その体重維持する必要があります。そのためには、マニュフェストに書かれている事柄が習慣として定着していることが必要です。そうでなければ、体重が減少したところで、所詮は最大瞬間風速的なものに過ぎないことになってしまいます。
・ 血圧のコントロールは今年も重要な課題です。昨年の記録の分析により、睡眠時間や疲労感との高度の相関関係が証明されたので、5時間睡眠の確保は特に重視したい点です。
口腔内衛生の保持については、コロナ対策の文脈でも議論される局面が増えたと思います。各種疾病の原因になることもあると言われているので、積極的に取り入れていきます。
⑥ 自己研鑽
・ 朝活を実施したいと思います。早い時間に職場に出勤ることは習慣化されたと言えますが、出勤してから仕事をしてしまうために朝活の時間が確保できていません。時間を天引きしてでも自己研鑽のために充てたいと思います。読書をするのもいいでしょう。通勤途中の読書は定着したものの、それだけでは絶対的に足りないので、朝活の時間を活用するのも一案です。
・ また、英語の勉強については、昨年は全くと言っていいほど手を付けませんでした。必要に迫られないとやらないのが人間だとしても、これも放置していてよいはずがないので、通勤時間を活用したいと思います。
⑦ 資産形成のための取組
・ 老後の生活を視野に入れた資産形成、資産運用、資産管理について検討を深めるときが来ていると思います。老後の過ごし方、そのための必要資金やその調達方法について、具体的なシミュレーションを実施し、具体的で実現可能性の高い資産形成プランを構築し、実践に移したいと思います。豊かな老後を迎えるための資産形成について今から検討する必要があると思います(もはや、もう遅い段階に差し掛かっているかもしれない)。
・ この検討の過程において、株式投資の知識の深化を狙えたら、更には、それが夢中になれることカテゴリーに位置付けられたら、素晴らしいことだと思います。
⑧ 認知資源の有効活用
・ 自分の認知資源は有限であり、希少かつ貴重なものと認識したいと思います。だからこそ、無駄なものに認知資源を振り向けることがない、細心の注意を払う必要があります。例えば、決めたことを守る、自分との約束を果たすといったことはセルフイメージの向上に大いに資するものであり、こういった分野にこそ認知資源は振り向けられるべきです。換言すれば、このマニュフェストを守れるかということでもありますから、余計なことや有益でないことへ認知資源を振り向けることなく、マニュフェストの実現にまっしぐらに取り組みたいと思います。
⑨ 認知パターンの健全化
・ 何事にも多かれ少なかれ意義を見出すことができるのではないか、何事にもプラスの面を見出すことができるのではないかと考えたいと思います。「良かった、学びになった、成長を遂げた」と思える何かを見出すよう、肯定的な側面に目を向けるようにしたいと思います。