熊本県民なら誰でも食べていると言われる「御飯の友」 | アシモモ~のブログ

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備忘録を兼ねた日常生活の記録です。

ある日のお弁当には、くまモンがプリントされた「御飯の友」が添えられていました。くまモンを持ってくるあたりがズルいなあと思いますが、この「くまモン」の笑顔に癒されて、ブラック会社での食事のひと時を過ごしました。

普通のまともな健全な会社であれば、12:00~13:00はお昼休みと決まっているものですが、アシモモ~の働くブラック会社では、形だけ昼休み時間は決まっているものの有名無実であり、昼の時間帯も働きならがご飯を食べるのが常態化しています。昼休みだってなりふり構わず仕事をしないと間に合わないのです。お弁当を脇に広げ、一口頬張ってはパソコンを叩き、一口頬張っては資料に目を通す。こんな有様が常です。ですから、休みの日くらいは、ゆっくりと時間をかけて、お料理とキチンと向き合って、よく噛んで味わって食べたいと思うのです。

話が逸れました。「御飯の友」は熊本県民ならだれもが知っていて、食べたことがあると言われている、ふりかけ中のふりかけです。日本人にカルシウムが不足していた大正時代初期に、熊本の薬剤師であった吉丸末吉氏が、魚の骨を粉にして御飯にかけて食べるという、カルシウムを補うための発想を活かして「御飯の友」を開発したのです。ふりかけの元祖として広く認知されています。

御飯の友を製造販売している株式会社フタバのウェブサイト(
http://www.gohannotomo.co.jp/)では、御飯の友の歴史について詳しく解説されているだけでなく、御飯の友を用いたレシピも充実しています。納豆パスタや、釜玉うどんは是非トライしてみたいです。

ふりかけの歴史を紐解けば、古くは鎌倉時代まで遡るようです。現代のふりかけについては、「御飯の友」が元祖であると業界団体が認めています。御飯の友の他にも、大正時代には丸美屋が白身魚(イシモチ)と昆布を粉末にして「是はうまい」を製品化した他、広島の田中食品が「旅行の友」という缶入りのふりかけを開発したようです。戦後になると、「是はうまい」に卵を加えた「のりたま」が開発され、爆発的な人気を博すとともに大衆食品として受け入れられていくことになります。

「御飯の友」の主原料はいりこです。この点が一般のふりかけと異なっていると言われており、当初アシモモ~は、魚臭いと感じていました。ところが、何度も食べるうちにだんだんと慣れてしまい。今では魚臭いという感想は持たないようになりました。熊本県民に近づいた証左でありましょう。