獅子島を後にした我々は、去年のリベンジを果たすべく(http://blogs.yahoo.co.jp/anmako1976/11802773.html)阿久根大島を目指しました。
昨年は実に丹念に海沿いを攻めた長島をあっという間に後にして、阿久根新港に向かいます。MUR氏が携帯電話の充電器のパーツを忘れてきたとかで、あちらこちらに立ち寄りつつ阿久根新港のほとりにある食堂「市場食堂ぶえんかん」に到着。遅めの昼食を取ることになりました。
「市場食堂ぶえんかん」で遅めの昼食
なんと行列ができるという話まである食堂なのですが、遅めの昼食時間だったので、待たずに入れました。新鮮な魚はフライにしても寿司にしても美味でした。
あまり遅い時間に昼食を取ると夕食に響くので、そこそこで止めておく悩ましさを感じながら、おいしい海の幸を堪能しました。


いよいよ阿久根大島へ
阿久根大島までは渡船で渡ります。1時間約1本の頻度で運航していました。10分程度で阿久根大島へ。リベンジ上陸を果たしました。島の半分は海水浴場になっており、泳ぐでもなく島を探索する我々は浮いているのではないかとの懸念を覚えましたが、MUR氏はそんな懸念を一笑に付して島内探索を続けます。海水浴場の端から対岸の阿久根市街はすぐそこに見え、泳いでも渡れそうでした。


阿久根大島探索
島をくまなく探索しますと、どこにでもありそうな、幸福の鐘がありました。いちおう鳴らしておきました。島の西岸からは、広大な東シナ海が広がっておりました。


阿久根大島にはシカがいます。馬毛鹿(まげしか)というシカで、大正14年~15年に馬毛島の野生の鹿を放ったものだそうです。馬毛島は種子島の近くにある島ですね。外周旅行でも上陸してみたいものです。シカは現在約130頭おり、人間に対する一定の警戒心を持ちつつ暮らしているようで、2mくらいまで接近するのが限度でした。


阿久根大島のリベンジを果たしたので、この日の宿泊地である川内に向かいました。川内に宿泊し、翌日から参加するOKD氏を待ち受けるのです。川内までの道中では外周旅行の精神を捨て去って内陸部に入り込み、東郷温泉に浸かりました。
廃線跡にて感慨に浸る
東郷温泉から川内へ向かう道中では、楠元駅鉄道記念館に立ち寄りました。川内駅と薩摩大口駅(現・伊佐市)を結んでいたが、昭和62年に廃止された国鉄宮之城(みやのじょう)線の楠元駅の跡地にあります。「駅舎とともに当時の面影をしのばせるものが置かれていた」と書けば雰囲気がありますが、駅舎は手入れが行き届いていないあばら家の様相で、クモの巣が多数張っていて接近すらままならない状態でした。記念館として残すなら、きちんと手入れもしてほしいものです。

