加圧トレーニングのメリットといえば、成長ホルモンがたくさん分泌すること。
ただ加圧でなくても、成長ホルモンはたくさん出せます。
例えば、スロトレ。
加圧より、手軽に安全に行えます。
動画ではバーベルを持っていますが、自重でもOK。
このように同じようなトレーニングが手軽にできるのに、わざわざリスクをかけてまで加圧する必要があるのでしょうか?
2013年マクマスター大学のウェストらは、
としています。
パーソナルトレーニングで、加圧トレーニングやBFRなど器具で血流を制限するトレーニングは取り入れていません。
一過性のブームだっただけで、デメリットの方が多いからです。
トレーニングや循環器系の知識もないのに、加圧指導をしているトレーナーが増殖したこともありました。
このような、表立って出てこない負の側面も知っているからです。
加圧トレーニングでは、物理的負荷がほとんどかかりません。
そもそも成長ホルモンは、加圧トレーニングでなくても分泌します。
筋肉が負荷を感じるまで運動をやると、乳酸値が上昇します。
成長ホルモンの分泌には、乳酸値が関わっています。
そのために、カラダに負荷をかけること。
乳酸は疲労物質ではなく、エネルギーとして使います。
加圧トレーニングなどの血流制限は、カラダへの負荷の1つ。
カラダの負荷には2種類ありますが、加圧トレーニングはそのうちの1つの負荷しかかけられません。
加圧トレーニングのデメリットと思う点が、貧血やアザになるリスクがあるから。
健康問題を抱える人には、大きな負担となります。
循環器系の知識があれば別ですが、医師でもない限りそれは難しいでしょう。
何かあったときに医療資格を持つ人間が近くにいない場合を考えると、血流を制限するメリットはないからです。
加圧トレーニングは成長ホルモンを出す、唯一の方法ではない。
血流制限しなくても、成長ホルモンは分泌はします。
そもそも、1つのホルモンだけでカラダが変わるわけではないですからね。
とは言え、筋トレで成長ホルモンの分泌はカラダにとってプラスになる。
年齢とともに、カラダをつくる成長ホルモンの分泌が減ってくるからです。
成長ホルモンの役割は3つ。
脂肪燃焼やカラダをつくるにの重要なホルモン。
どのような方法で、ホルモン分泌を促すか見ていきましょう。
加圧トレーニングより筋トレを進めるには、成長ホルモンの分泌以外に3つ理由があります。
ホルモンの分泌は20前後をピークに、40歳を過ぎると著しく減少します。
つまり、40歳を過ぎると、カラダに何らかの変化を感じることになるのです。
筋トレの目的は、筋肉だけでなく骨が強くなる効果もあります。
スポーツ別に骨密度をみると、重量挙げの選手が最も高く、水泳選手が最も低かったと言われています。
特に女性は閉経を迎えると、女性ホルモンが減る。
それが骨粗鬆症や骨折のリスクを高くします。
そんな急激にカラダが衰えないためにも、運動を習慣化することが望ましいです。
両者をを比較した実験では、血液検査や健康診断で60歳のグループに方が数値がよかったそうです。
このように、年齢を問わず運動すれば、成長ホルモンの分泌を促進することができます。
筋肉は死ぬまで成長します。
あるリサーチでは90歳以上の高齢者でも、筋トレで筋肉を鍛えることができる。
これは老化を予防ができます。
そんなわけで加圧トレーニングだけが、成長ホルモン分泌に関わるわけではありません。
成長ホルモンだけで、カラダが変わるわけではないですからね。
体軸の乱れで、ホルモンバランスに影響します。
例えば、内分泌系にストレスがある場合。
当然、成長ホルモンの分泌にも影響します。
この場合、内分泌系のストレスを浄化しないといけません。
加圧をしてもこの問題が解消されるわけではないですから。
成長ホルモンという言葉に盲目的にならないことですね。
カラダが硬いのであれば、その原因の解決になるトレーニングを。
腰痛解消であれば、腰痛の原因の解決になるトレーニングを。
フットサルに必要な運動能力を向上させるなら、フットサルに必要な運動能力を向上させるトレーニングを。
あなたの目的はなんでしょうか?
古くは「虚血性トレーニング」と言って、血管をゴムチューブで縛ってトレーニングするという方法でした。
30年以上も前からあった方法なんです。
私の師匠が若いころに、「理屈がわからないけど、とにかくパンプアップする」ことから重宝されていたようです。
トレーニングにはいくつか原則があります。
その原則に当てはまらないことが、加圧トレーニングが万能ではないという根拠です。
具体的には5つあります。
パーソナルトレーニングのコンセプトである、体軸の確保ができません。
血流を制限したところで、ゆがみが解消しませんからね。
体軸は、頭蓋・脊柱・骨盤のカラダの中心ライン。
ここには加圧トレーニングのベルトが巻けない。
加圧トレーニングでは、体軸確保ができません。
この特異性の原理に適応しないことが、加圧トレーニングが万能ではないという1番の理由です。
加圧トレーニングに限らず、万能なトレーニングは存在しません。
いくつかのプログラムを組み合わせて、最適なトレーニングを提供することが、カラダを変えるために必要だと考えています。
例えばサッカーが上手くなりたければ、サッカーの練習をするしかありません。
加圧トレーニングのベルトを巻いた状態で、運動能力を向上させるような複雑な動作ができるでしょうか?
つまり、加圧トレーニングをしても、身体能力が向上するわけではないのです。
デメリット4:ダイエットに向いていない
トレーニング方法やコンディショニングの方法は、世の中に山ほどあります。
加圧トレーニングも、その山ほどあるトレーニング論の1つにすぎません。
たしかに、たくさんの成長ホルモンの分泌が促せるのかもしれません。
しかし、乳酸値を高めれば、加圧トレーニングをしなくても成長ホルモンの分泌を促すことはできます。
また、成長ホルモンだけでダイエットができるわけではない。
太ももを細くしたいとか、ウェストを締めたいという部分的な原因の対処には向いていません。
物理的な負荷がかけられないことや、骨盤や骨格へのコンディショニングにも向かないことからも、ダイエットに向いていないと言えます。
デメリット5:体幹トレーニングに向かない
加圧トレーニングはベルトを四肢に巻いておこうなため、体幹にアプローチすることができません。
体幹が弱い方は非常に多い。
このように、できるトレーニングが限られてしまうことも、加圧トレーニングをやらない理由でもあります。
消費者庁は3月22日、いわゆる「加圧シャツ」の販売事業者9社に対し、景品表示法に違反しているとして、再発防止などを求める措置命令を下しました。(引用:「加圧で痩せるシャツ」は根拠なし―― 消費者庁が9社に措置命令、中には「漫画村」出稿企業も)
「ラクして儲かる」
と言うと怪しくみえるのに、
「ラクして痩せる」
には魔法のように感じる人がいるのはなぜだろう?
残念ながら人間には、魔法は使えません。
加圧トレーニングは特許が満了していて、「加圧」と名のつく商品や類似品を販売しても問題ないとされています。
この記事では「着るだけで痩せる」などの言葉に騙されない方法について、販売する側の目線で書いていきます。
以前コンサルタントの先生に、
「カンタンに痩せるって言わないと、誰もトレーニング受けてくれないよ」
と言われたことがあります。
自分としては、
「トレーニングはきついし食事制限もある」
とバカ正直に宣伝していましたが、たしかに本当に売れませんでした。
キャッチーな言葉を使わないと、どんなにいいものでも売れないのです。
先生の元で表現を学び、少しずつお客様が集まってきたのです。
売る側からすると、表現てすごく大事です。
表現によって、伝わり方が全然違う。
当時、同じ先生の元で勉強していた中に、すごく人気のある人がいました。
その方はトレーニングに関しては素人でしたが、表現の仕方がすごくうまかったのです。
ダイエットには流行があります。
流行を仕掛ける側がいて、乗る側がいるから波ができるのでしょうけど。
そのサイクルが、以前と比べて早くなっているという指摘があります。
ダイエットってみんなが成功したら、その後に続く商品が売れなくなりますよね。
だから痩せない人間が一定数いる状態をつくりたいのです。
その辺は、人の欲求を突っつくのが上手いんでしょう。
普遍的なモノに流行があるのが不思議です。
私は学生の時にスポーツをやっていて、その延長でトレーニングに興味を持ちました。
だからか、ラクして痩せる方法があったとしても、そういう考え方が気に入らないのです。
少なくともトレーナー側がそれを言ってしまうことが。
加圧シャツのように「着るだけで痩せる」「●●するだけで痩せる」と言うのに惹かれる人は、だいたいダイエットに失敗します。
ちなみに、コンサルの先生も太ってました。
仕事はできてもダイエットはできないようです。
アメリカだと太ってると仕事ができないとみなされる。
自己管理できない人は、仕事もできない。
いろんな人をみてると、必ずしもそうではないですね。
加圧トレーニングは、虚血性トレーニングという血流制限をする方法が元になっています。
血流を制限されたら、体感としてはきつく感じます。
加圧トレーニングしなくてもスロトレで代用できますが、それでもかなりきついです。
ダイエットって生活習慣を変えることだと考えています。
運動習慣がなければ、運動をすること。
食生活が乱れていれば正すこと。
習慣を変えることは、それだけで大変なことです。
正直な話、きつい思いをしたくないならダイエットはあきらめたほうがいいです。
やったこともないのに、加圧トレーニングが嫌いだという理由で、否定するのもどうかと思い、去年加圧ベルトの販売セミナーを受講してきました。
加圧トレーニングのベルトを装着して、トレーニングを体験できるという内容でした。
結論から言うと、ベルトを巻く必要はないですね。
なくてもダイエットはできます。
「加圧トレーニングやらないなんて、お前らどうかしてる」
そう言うぐらいですから、そのトレーナーは本当にいいものだと思っているんでしょう。
自分の商品に自信を持つのは素晴らしいことです。
でも、加圧トレーニングをやろうという気にはなりませんでしたが。
一応体験はしたし、否定する材料もできたので、その点だけプラスでした。
途中、私の好き嫌い論になってしまいましたが、着るだけで痩せるはありえません。
これは好き嫌いではなく、客観的にみてもそう感じます。
いくつものダイエット失敗を重ねてきたから言えますが、本気でダイエットしたいならちゃんとしましょう。
別にパーソナルトレーニングを受けなくてもいいですが、カラダ変えるなら運動と食事は絶対条件です。
以前、加圧トレーニングが流行ってはいたけど、自分が本当にやりたいことではなかった。
そうは言っても、借金が最もふくれあがって精神的に追い詰められていた時期です。
それでも、やりたくないことをやって売れてもしょうがない。
これが自分らしいと言えば自分らしい。
世の中には、普遍的で変わらず受け継がれるものがあります。
また、時代に合わせてよりよいものへと変化していくものもある。
本当に良いと思ったものしか提供しないので、流行は追いかけません。
成長ホルモンは、身体を変える1つの要素に過ぎない。
トレーニングにはいくつか原則があります。
その原則に当てはまらないことが、加圧トレーニングが万能ではないという根拠です。
具体的には5つあります。
個々に合わせた最適な運動プログラムを提供する。
前職でやっていたマニュアル指導に辟易して、独立したわけですから。
ライザップの影響で、パーソナルトレーニングがブームになっています。
よく言えば、マイナーな存在だった職種がメジャーな存在になり、広く知られるようになった。
病院でもリハビリでも、時間をかけてカラダを見ていくというサービスはまだまだ少ない。
だから、一過性のブームで終わらせずしっかりと文化にしていく。
今月でトレーナー13年目に突入して、ふとそんなことを思ったのでした。
以上、加圧トレーニングのデメリット!女性に向かない5つの理由でした。
ただ加圧でなくても、成長ホルモンはたくさん出せます。
例えば、スロトレ。
加圧より、手軽に安全に行えます。
動画ではバーベルを持っていますが、自重でもOK。
このように同じようなトレーニングが手軽にできるのに、わざわざリスクをかけてまで加圧する必要があるのでしょうか?
2013年マクマスター大学のウェストらは、
「トレーニングによる一時的な成長ホルモンの増加は、筋タンパク質の合成や筋肥大に寄与しない。」
「筋肥大は運動単位の十分な動員によって活性化された細胞内機構が、筋タンパク質の合成作用を促進させることによって生じる。」
としています。
パーソナルトレーニングで、加圧トレーニングやBFRなど器具で血流を制限するトレーニングは取り入れていません。
一過性のブームだっただけで、デメリットの方が多いからです。
トレーニングや循環器系の知識もないのに、加圧指導をしているトレーナーが増殖したこともありました。
このような、表立って出てこない負の側面も知っているからです。
筋肉を増やす2つのアプローチ
- 科学的負荷(乳酸をためる)
- 物理的負荷(負荷をかける)
加圧トレーニングでは、物理的負荷がほとんどかかりません。
そもそも成長ホルモンは、加圧トレーニングでなくても分泌します。
ポイントは乳酸値の上昇
筋肉が負荷を感じるまで運動をやると、乳酸値が上昇します。
成長ホルモンの分泌には、乳酸値が関わっています。
そのために、カラダに負荷をかけること。
乳酸は疲労物質ではなく、エネルギーとして使います。
加圧トレーニングなどの血流制限は、カラダへの負荷の1つ。
カラダの負荷には2種類ありますが、加圧トレーニングはそのうちの1つの負荷しかかけられません。
加圧トレーニングの代表的なデメリット
加圧トレーニングのデメリットと思う点が、貧血やアザになるリスクがあるから。
健康問題を抱える人には、大きな負担となります。
循環器系の知識があれば別ですが、医師でもない限りそれは難しいでしょう。
何かあったときに医療資格を持つ人間が近くにいない場合を考えると、血流を制限するメリットはないからです。
成長ホルモンだけで身体が変わるわけではない
加圧トレーニングは成長ホルモンを出す、唯一の方法ではない。
血流制限しなくても、成長ホルモンは分泌はします。
そもそも、1つのホルモンだけでカラダが変わるわけではないですからね。
とは言え、筋トレで成長ホルモンの分泌はカラダにとってプラスになる。
年齢とともに、カラダをつくる成長ホルモンの分泌が減ってくるからです。
成長ホルモンの役割は3つ。
- 筋肉を増やす&維持
- 脂肪を燃焼させる
- 骨の成長や骨密度を高める
脂肪燃焼やカラダをつくるにの重要なホルモン。
どのような方法で、ホルモン分泌を促すか見ていきましょう。
加圧トレーニングが女性に向かない理由
加圧トレーニングより筋トレを進めるには、成長ホルモンの分泌以外に3つ理由があります。
- 身体の機能を維持できる
- 若さを維持できる
- 目的に合わせられる
身体の機能を維持できる
ホルモンの分泌は20前後をピークに、40歳を過ぎると著しく減少します。
つまり、40歳を過ぎると、カラダに何らかの変化を感じることになるのです。
筋トレの目的は、筋肉だけでなく骨が強くなる効果もあります。
スポーツ別に骨密度をみると、重量挙げの選手が最も高く、水泳選手が最も低かったと言われています。
特に女性は閉経を迎えると、女性ホルモンが減る。
それが骨粗鬆症や骨折のリスクを高くします。
そんな急激にカラダが衰えないためにも、運動を習慣化することが望ましいです。
若さを維持できる
- 運動を習慣化している60歳のグループ
- 運動をしていない35歳のグループ
両者をを比較した実験では、血液検査や健康診断で60歳のグループに方が数値がよかったそうです。
このように、年齢を問わず運動すれば、成長ホルモンの分泌を促進することができます。
筋肉は死ぬまで成長します。
あるリサーチでは90歳以上の高齢者でも、筋トレで筋肉を鍛えることができる。
これは老化を予防ができます。
そんなわけで加圧トレーニングだけが、成長ホルモン分泌に関わるわけではありません。
成長ホルモンだけでカラダが変わるわけではない
成長ホルモンだけで、カラダが変わるわけではないですからね。
体軸の乱れで、ホルモンバランスに影響します。
例えば、内分泌系にストレスがある場合。
当然、成長ホルモンの分泌にも影響します。
この場合、内分泌系のストレスを浄化しないといけません。
加圧をしてもこの問題が解消されるわけではないですから。
成長ホルモンという言葉に盲目的にならないことですね。
目的に合わせられる
カラダが硬いのであれば、その原因の解決になるトレーニングを。
腰痛解消であれば、腰痛の原因の解決になるトレーニングを。
フットサルに必要な運動能力を向上させるなら、フットサルに必要な運動能力を向上させるトレーニングを。
あなたの目的はなんでしょうか?
加圧トレーニング5つのデメリット
古くは「虚血性トレーニング」と言って、血管をゴムチューブで縛ってトレーニングするという方法でした。
30年以上も前からあった方法なんです。
私の師匠が若いころに、「理屈がわからないけど、とにかくパンプアップする」ことから重宝されていたようです。
トレーニングにはいくつか原則があります。
その原則に当てはまらないことが、加圧トレーニングが万能ではないという根拠です。
具体的には5つあります。
- 体軸が確保できない
- 特異性の原理に合わない
- 身体機能が向上しない
- ダイエットに向いてない
- 体幹トレーニングに向かない
デメリット1:体軸の確保ができない
パーソナルトレーニングのコンセプトである、体軸の確保ができません。
血流を制限したところで、ゆがみが解消しませんからね。
体軸は、頭蓋・脊柱・骨盤のカラダの中心ライン。
ここには加圧トレーニングのベルトが巻けない。
加圧トレーニングでは、体軸確保ができません。
デメリット2:特異性の原理に合わない
この特異性の原理に適応しないことが、加圧トレーニングが万能ではないという1番の理由です。
加圧トレーニングに限らず、万能なトレーニングは存在しません。
いくつかのプログラムを組み合わせて、最適なトレーニングを提供することが、カラダを変えるために必要だと考えています。
デメリット3:身体機能は向上しない
例えばサッカーが上手くなりたければ、サッカーの練習をするしかありません。
加圧トレーニングのベルトを巻いた状態で、運動能力を向上させるような複雑な動作ができるでしょうか?
つまり、加圧トレーニングをしても、身体能力が向上するわけではないのです。
デメリット4:ダイエットに向いていない
トレーニング方法やコンディショニングの方法は、世の中に山ほどあります。
加圧トレーニングも、その山ほどあるトレーニング論の1つにすぎません。
たしかに、たくさんの成長ホルモンの分泌が促せるのかもしれません。
しかし、乳酸値を高めれば、加圧トレーニングをしなくても成長ホルモンの分泌を促すことはできます。
また、成長ホルモンだけでダイエットができるわけではない。
太ももを細くしたいとか、ウェストを締めたいという部分的な原因の対処には向いていません。
物理的な負荷がかけられないことや、骨盤や骨格へのコンディショニングにも向かないことからも、ダイエットに向いていないと言えます。
デメリット5:体幹トレーニングに向かない
加圧トレーニングはベルトを四肢に巻いておこうなため、体幹にアプローチすることができません。
体幹が弱い方は非常に多い。
このように、できるトレーニングが限られてしまうことも、加圧トレーニングをやらない理由でもあります。
加圧シャツのデメリット!着るだけで痩せるとかありえない
消費者庁は3月22日、いわゆる「加圧シャツ」の販売事業者9社に対し、景品表示法に違反しているとして、再発防止などを求める措置命令を下しました。(引用:「加圧で痩せるシャツ」は根拠なし―― 消費者庁が9社に措置命令、中には「漫画村」出稿企業も)
「ラクして儲かる」
と言うと怪しくみえるのに、
「ラクして痩せる」
には魔法のように感じる人がいるのはなぜだろう?
残念ながら人間には、魔法は使えません。
加圧トレーニングは特許が満了していて、「加圧」と名のつく商品や類似品を販売しても問題ないとされています。
この記事では「着るだけで痩せる」などの言葉に騙されない方法について、販売する側の目線で書いていきます。
ラクして痩せるとかありえないです
以前コンサルタントの先生に、
「カンタンに痩せるって言わないと、誰もトレーニング受けてくれないよ」
と言われたことがあります。
自分としては、
「トレーニングはきついし食事制限もある」
とバカ正直に宣伝していましたが、たしかに本当に売れませんでした。
キャッチーな言葉を使わないと、どんなにいいものでも売れないのです。
伝え方で伝わり方が変わる
先生の元で表現を学び、少しずつお客様が集まってきたのです。
売る側からすると、表現てすごく大事です。
表現によって、伝わり方が全然違う。
当時、同じ先生の元で勉強していた中に、すごく人気のある人がいました。
その方はトレーニングに関しては素人でしたが、表現の仕方がすごくうまかったのです。
ダイエット業界の闇と流行
ダイエットには流行があります。
流行を仕掛ける側がいて、乗る側がいるから波ができるのでしょうけど。
そのサイクルが、以前と比べて早くなっているという指摘があります。
ダイエットってみんなが成功したら、その後に続く商品が売れなくなりますよね。
だから痩せない人間が一定数いる状態をつくりたいのです。
その辺は、人の欲求を突っつくのが上手いんでしょう。
ダイエットの基本は運動と食事。
普遍的なモノに流行があるのが不思議です。
カラダを変えるのはたいへん
私は学生の時にスポーツをやっていて、その延長でトレーニングに興味を持ちました。
だからか、ラクして痩せる方法があったとしても、そういう考え方が気に入らないのです。
少なくともトレーナー側がそれを言ってしまうことが。
太ってる人は仕事ができない?
加圧シャツのように「着るだけで痩せる」「●●するだけで痩せる」と言うのに惹かれる人は、だいたいダイエットに失敗します。
ちなみに、コンサルの先生も太ってました。
仕事はできてもダイエットはできないようです。
アメリカだと太ってると仕事ができないとみなされる。
自己管理できない人は、仕事もできない。
いろんな人をみてると、必ずしもそうではないですね。
そもそも加圧トレーニングはきつい
加圧トレーニングは、虚血性トレーニングという血流制限をする方法が元になっています。
血流を制限されたら、体感としてはきつく感じます。
加圧トレーニングしなくてもスロトレで代用できますが、それでもかなりきついです。
ダイエットって生活習慣を変えることだと考えています。
運動習慣がなければ、運動をすること。
食生活が乱れていれば正すこと。
習慣を変えることは、それだけで大変なことです。
正直な話、きつい思いをしたくないならダイエットはあきらめたほうがいいです。
加圧トレーニングの効果は?
やったこともないのに、加圧トレーニングが嫌いだという理由で、否定するのもどうかと思い、去年加圧ベルトの販売セミナーを受講してきました。
加圧トレーニングのベルトを装着して、トレーニングを体験できるという内容でした。
結論から言うと、ベルトを巻く必要はないですね。
なくてもダイエットはできます。
「加圧トレーニングやらないなんて、お前らどうかしてる」
そう言うぐらいですから、そのトレーナーは本当にいいものだと思っているんでしょう。
自分の商品に自信を持つのは素晴らしいことです。
でも、加圧トレーニングをやろうという気にはなりませんでしたが。
一応体験はしたし、否定する材料もできたので、その点だけプラスでした。
途中、私の好き嫌い論になってしまいましたが、着るだけで痩せるはありえません。
これは好き嫌いではなく、客観的にみてもそう感じます。
いくつものダイエット失敗を重ねてきたから言えますが、本気でダイエットしたいならちゃんとしましょう。
運動の習慣化と食事の改善をすること
別にパーソナルトレーニングを受けなくてもいいですが、カラダ変えるなら運動と食事は絶対条件です。
自分の指導スタイルにプライドを持つ
以前、加圧トレーニングが流行ってはいたけど、自分が本当にやりたいことではなかった。
そうは言っても、借金が最もふくれあがって精神的に追い詰められていた時期です。
それでも、やりたくないことをやって売れてもしょうがない。
これが自分らしいと言えば自分らしい。
世の中には、普遍的で変わらず受け継がれるものがあります。
また、時代に合わせてよりよいものへと変化していくものもある。
本当に良いと思ったものしか提供しないので、流行は追いかけません。
加圧トレーニングのデメリットまとめ
成長ホルモンは、身体を変える1つの要素に過ぎない。
トレーニングにはいくつか原則があります。
その原則に当てはまらないことが、加圧トレーニングが万能ではないという根拠です。
具体的には5つあります。
- 体軸が確保できない
- 特異性の原理に合わない
- 身体機能が向上しない
- ダイエットに向いてない
- 体幹トレーニングに向かない
個々に合わせた最適な運動プログラムを提供する。
前職でやっていたマニュアル指導に辟易して、独立したわけですから。
ライザップの影響で、パーソナルトレーニングがブームになっています。
よく言えば、マイナーな存在だった職種がメジャーな存在になり、広く知られるようになった。
病院でもリハビリでも、時間をかけてカラダを見ていくというサービスはまだまだ少ない。
だから、一過性のブームで終わらせずしっかりと文化にしていく。
今月でトレーナー13年目に突入して、ふとそんなことを思ったのでした。
以上、加圧トレーニングのデメリット!女性に向かない5つの理由でした。