赤ちゃんロボットの世話が義務 メキシコの高校生


メキシコ・チワワ州では10代女性の妊娠率が増加傾向にあるため、しゃっくりしたり夜泣きしたりするコンピューターチップ内蔵の赤ちゃんロボットを使用し、高校生らに子育てがいかに大変かを学ばせているという。

13~17歳の男女ペアは2、3日間、この赤ちゃんロボットを世話しなければならない。赤ちゃんロボはお腹が空くと泣き、げっぷまでする。夜中に起きるとなだめて寝付くまで泣き叫ぶ。

プログラムを担当した同州教育当局のピラー・ウイドブロさんは、「おむつの交換はもちろん、ミルクを与え、背中をポンポンたたいてげっぷさせなければなりません」と語る。

またウイドブロさんによると目的は、若い男女に子育ての大変さをきちんと認識してもらい、そのリスクを分かってもらうためにこれまで以上に斬新な方法を取り入れることだという。

チワワ州はメキシコでも10代女性の妊娠率が最も高い州の一つで、生まれてくる赤ちゃんの20%が19歳以下の女性を母親に持つ。

赤ちゃんロボットの一部はまるで麻薬常習者が出産した赤ちゃんのように、アルコールやドラッグの影響による体調不良に陥ることもある。

リアルケア・ベイビーと呼ばれるこのロボットは同州だけでなく、米国や英国でも性教育プログラムの一環として取り入れられている。また、開発した「Sucisa」はメキシコ国内の診療所にもロボットを販売している。

チワワ州の高校生らは、このロボットと生活しなければならない「子育て体験プログラム」を最も恐れているという。

「うまくいっていますよ。生徒たちが子育てするにはまだ早いことが分かったと言っていますから」ウイドブロさんは話している。


マレーシアに“閉じこめられた”男性、損害賠償を勝ち取る


マレーシアの税務当局にパスポートを押収されてしまい、16年間に渡って不当に身柄を拘束されたと訴えていた英国の元兵士が、約86万ドル(約1億413万円)の損害賠償金を勝ち取った。

勝訴したのは英国・ダービーシャー州出身のロナルド・ビードル氏(69)。1981年12月、マレーシアを出国しようとしたところ、未払いの税金支払いを命じられ、税務当局にパスポートを押収されてしまった。当局がパスポートを返却したのは1998年になってからで、それまでビードル氏はマレーシアから出られなかったという。

スター紙が報じたところでは、裁判官は「ビードル氏は16年間も精神的に苦しみ、そして自尊心を傷つけられていた」として、ビードル氏の訴えを支持した。

裁判所はマレーシアの税務当局が不当にパスポートを押収したことは認めたが、ビードル氏が主張する不法な身柄拘束については認めなかった。

1961年に英国軍兵士の一員として派遣されたビードル氏は、その後マレーシアに定住することを決め、ヘリコプター会社に就職した。

マレーシア人女性と結婚したが妻は3年前に他界。今回の判決についてビードル氏は、全てに満足できるものではなかったと話す。

ニュー・ストレイツ・タイムズ紙によると、ビードル氏は「失った5968日は、お金に換算できない」と話しているという。


ベッカム、知らない間に地方選挙立候補者のサポーターに


レアル・マドリードのミッドフィルダー、デイビッド・ベッカム選手が気付かぬうちに、スイスで行われる地方選挙で一人の候補者の支持者となっていた。この候補者、元サッカーの審判だった人物だという。

先週スイスの新聞に掲載されたのは、スイス西部のボー州で地方選挙に出馬するフィリップ・リューバ氏がベッカム氏と握手している写真だった。また、写真のベッカム氏には吹き出しがあり、「ピッチ上でそうだったように、政治の舞台でも同じように公平であることを期待します」と書かれていた。

ベッカム選手のマネージメント側は木曜日、これ以上写真が出回らないように対策を講じたことを発表。また、同選手の広報担当者は「問題となっている人物から、ベッカムの写真の使用許可申請はありませんでした。写真が全て処分されたことを確認するため、弁護士と彼はお互いに連絡を取り合っている」とコメントした。

直後、リューバ氏もコメントを発表した。

「写真を二度と使用するつもりはありません。また、このキャンペーンを私自身が許可した覚えもない」

また、ロイターに対しては「ただのジョークだったのです。というのも、友人がサプライズでこのような写真を新聞に掲載したのです。ベッカム氏の弁護士からメールが来ましたが、もう全て解決しました」と話した。

「今回の件は決して私が認めた選挙活動ではありません。ですが、私自身に注目が集まったのは驚くべきことだと思います。本当にベッカム氏が私をサポートしているとスイスの人々が信じたとは思えません。もしかしたら誰か知らない人もいたかもしれません」

ブッシュ大統領のおしりを蹴飛ばしてみよう!?


木曜日、ニューヨーカーたちはある意味、ブッシュ大統領のおしりを蹴飛ばすチャンスを得ることになった……

パフォーマンス・アーティストのマーク・マクゴワン氏はこの日、ブッシュ大統領の格好を真似た装いで、72時間にわたってマンハッタンをはって歩いた。

マクゴワン氏はロンドン出身の芸術家。ブッシュ大統領のマスクを着用、スーツ姿で膝にはパッドを仕込み、両手に手袋姿でリンカーンセンターからパフォーマンスをスタートした。おしりの部分にはただ一言、「私のおしりを蹴ってください」と書かれていた。

残念ながら平日の午後で雨も降っていたため、生粋のニューヨーカーはほとんどいなかったが、カメラマンなどは見物に現れたという。パフォーマンス中、数名が“ブッシュ大統領”のおしりを蹴飛ばした。

クイーンズ区在住の52歳の男性は蹴飛ばした後、「ブッシュを蹴飛ばせてほんとに気分がいいよ。蹴るだけでは足りないことをブッシュはやっているけどね」とコメント。

マクゴワン氏は、「市街地に住む人々にとって、ある意味“治療”になるパフォーマンスでありたい」とロイターにコメント。また、宣伝目的では決してなく、あくまで芸術であると彼は主張、「僕がやる行動は全てアートなんだ。人から見たらちょっと馬鹿げた行動かもしれないけど、どのパフォーマンスにも政治を取り入れている」と話す。

イラク戦争が原因でブッシュ大統領の支持率が大きく落ち込んでいるが、マクゴワン氏自身は何の政治姿勢も持たないという。

英国では「死亡した兵士」の姿で一週間路上に横たわるパフォーマンスを行い、一部では非難する声があったものの、マクゴワン氏は一躍有名人となった。

現在リンカーンセンターではスコープ国際芸術展が開催されており、マクゴワン氏はその一部として今回のパフォーマンスを行ったという。

父親の遺体を冷凍庫に保存、年金を詐取していた男、逮捕


イタリアのアルプス地方の街アオスタで、死亡した父親を冷凍庫に保存して2年間、年金を詐取していた男が逮捕された。

メディアの報道によると、ガエターノ・シビエリ(63)は警察の取り調べに、父親の遺体を地下のガレージに隠していたと自供した。

イタリア紙『Corriere della Sera』によると、シビエリは「金が必要だった」と語っている。Ansa通信によると、シビエリは8万ユーロ(およそ1274万円)の年金を引き出していた。

詐欺と死体遺棄などで告発されているシビエリは、2005年1月に91歳の父親を健康クリニックから引き取ったという。

日刊紙『La Repubblica』によると、シビエリは「問題は父が帰りの車で死んでしまったことでした」と語っている。

「私はパニックになりました。どうすればよいのかわからなかったのです。そして遺体を冷凍庫に隠すアイデアが浮かびました」

ガレージを売ろうとしたシビエリの息子マルコさんが、買い手に下見をさせていたときに遺体を発見、警察に通報した。

マルコさんは同紙に「(その中には)ニワトリかウサギが入っているものと思っていました。ふたを開けると、ナイロンのラッピング、パジャマ、そして男の頭部が見えました。動転しましたよ」と語った。

マルコさんは祖父の死を知らず、クリニックにいるものだと思っていたという。

ローマで神学生の国際サッカー大会


イタリアには2つの“宗教”があると言われることがある。カトリックとサッカーだ。前回のサッカーW杯優勝国であるイタリアは、世界初の神学生の国際大会を開催することになり、この2つの“宗教”を合体させる予定だ。

「クレリクス・カップ」ではローマにある多くの神学校チームが世界50カ国から参加するチームと対戦することになる。

大会は24日にキックオフ、決勝は6月末の予定。

この大会を組織したイタリア・スポーツ・センターのコンスタンティーニ会長は「現在、そして未来の教会指導者たちにスポーツの教育的、教会的重要さを知ってほしいのです」と語った。

ルールには通常レベルのフェアプレーに加え、聖職者としての要素が加えられる。しかし、違反者にはカトリックの寛容の精神が適用される。

大会では、ファウルをした選手には「ブルーカード」が出される。これを受けた選手は5分間退場させられ、自分の行いを反省した後にピッチに戻ることができる。


車で窃盗に押し入った場所は……


カナダで窃盗を試みた男(23)が、現場の下見や車の運転といったドロボウにとって重要なスキルが全く欠けていることを暴露してしまった。警察犬の訓練所の隣の建物に押し入り、逃走する際に雪にはまって身動きが取れなくなってしまったのだ。

アルバータ州エドモントンの警察によると、20日深夜、警官が警察犬を訓練している際、隣のビルで警報が鳴った。

すぐに現場に駆けつけると、1台の車がガレージのドアを突き破って、警官と警察犬のウィザードの方へ車が近づいてきた。

警察広報は「犯人はさほど遠くまで逃げられませんでした。雪にはまってしまったのです」と語った。その後、車は盗難車であることがわかった。

犯人は徒歩で逃げようとしたが、すぐにウィザードが追いつき、逮捕された。

「建物の外にはマークの入ったパトカーが止めてあったし、警官は施設内で警察権の訓練をしていました。で、押し入りはすぐ隣で起きたのです」

警察は施設から現金箱を回収、男は起訴される予定だ。

体重283グラムだった超未熟児、退院へ


米フロリダで、出生時の身長がボールペンの長さをやや上回る程度だった超未熟児が、新生児集中治療を4カ月受けた結果、数日中に退院し、自宅に帰れるまでに成長した。マイアミのバプテスト子供病院が20日、明らかにした。

同病院広報によると、アミリア・ソーニャ・テイラーちゃんは昨年10月24日、妊娠21週と6日で出生。生存した未熟児のケースとしては、妊娠期間が史上最短とみられている。

アミリアちゃんは出生時、体重はわずか283.5グラム、身長は24.13センチだった。

アミリアちゃんは20日に退院予定だったが、医師団が「もう数日様子を見る必要がある」と判断、延期された。

アミリアちゃんは、体外受精で妊娠し、早産をおくらせる試みが失敗、帝王切開で生まれた。出生時、自力で呼吸し、泣こうとしていたという。

同病院で新生児生理学を専門とするウイリアム・スモーリング医師は「まさに奇跡の赤ちゃんだ」と語った。

新生児が生まれるまでの妊娠期間は通常37~40週間。妊娠期間が23週以下もしくは体重が400グラム未満の新生児は生存が不可能とみなされている。

クロアチアの忌まわしい過去を呼び起こす砂糖


クロアチア東部ポゼガのカフェで、小さな砂糖の包み紙にアドルフ・ヒトラーの似顔絵とホロコースト(ユダヤ人大虐殺)に関するジョークが印刷されているのが見つかり、地元検察局が捜査を始めた。

19日付の日刊紙『Novi List』によると、ポゼガのある工場関係者が、問題の砂糖はそこでつくられたものだと認めた。

クロアチアのウスタシャ政権は第二次世界大戦中、ナチスに協力、1941~45年の間に地元の強制収容所で、数十万人の反政府分子、セルビア人、ユダヤ人、ロマ(ジプシー)などを虐殺したとされている。

クロアチアの歴代の政権は、ナチズムに協力した過去をできるだけ表面化させないように努力してきただけに、今回の事件は現政権にも打撃を与えそうだ。

イスラエルに本拠地を持つ反ナチズムのヴィーゼンシュタール・センターがこの問題でクロアチア政府に抗議を行い、工場に砂糖をすぐさま回収させるよう求めた。


チョコクッキーにコカイン8キロ


チリの警察が、クッキーの中にコカインを隠してスペインに運ぼうとしたアルゼンチン女性を逮捕した。

コカインが仕込まれていたのは、南米南部の国々で人気のある、チョコレートでコーティングされた『アルファホール』というクッキーの一種。

警察はサンティアゴ空港で、アリシア・アルセ(29)が、ホイルでラッピングされたアルファホールに約8キロのコカインを所持しているのを発見、拘置した。

コカインはボリビア産の可能性が高く、アルセはコカインをスペインのセビルに運ぶ計画だったという。

警察によると、捜査はチリだけではなく、アルゼンチンとスペインでも行われているという。