私の参加する守成クラブという全国規模の経営者交流会で
こんなことを提案した人がいました。
「震災復興で義援金を集めるのは簡単だけど
それだけでは一時的な支援にしかならないから
今からみんなから義援金ではなくて
資本金を集めます!
そのお金で福島から何か仕入れて
このメンバーのなかで売ろう!
その収益金でまた何か買って
また売ろう!
それを延々と繰り返すことで
守成クラブ大阪の支援の形としよう!」
と、呼びかけました。
会場は割れんばかりの拍手喝采となり
会場に接地されていた「義援金」箱は
資本金回収箱となり、たちまち20万もの
お金が集り、早速このオペレーションがスタートしました。
この提案を伺ったときに
神戸の通販会社の亡くなった会長のお年賀の言葉を思い出しました。
人と人との繋がりが家族を作り、家族と家族とのつながりが村を作り、
村と村のつながりが藩(県)を作ります。
助け合いが等価交換システムを生み出し、会社を作り、
会社が多くの家族生活を豊かにし、さらなる利益の一部が村を豊かにします。その連続性が人間社会であり、世界と考えています。
復旧とは町を建て直し、藩を建て直し国を立て直すことです。
その場所に永遠なる資本循環を生み出すことこそが復興になります。
守成クラブの方が提案したオペレーションはまさにその視点に立ち、
多くの繋がりを持った仲間を奮起させました。
本来、資本主義社会は、ほしいと思う人と買ってほしい人がつながることで
始まり、そこで満足が生まれることで連続性につながります。
今、多くの社会人がこの視点に立って仕事することで
必ず日本は早く復興できると思います。