こんにちは!代表の芦田道生です。
「ミスキョウコ」を運営するアッソインターナショナルは、
今年2023年の3月で、創業29年目を迎えます。
長男も長女も、もう社会人になりって働いて、
時々、酒を飲んで、会社のグチを聞く機会まで恵まれましたので、
時の経つ速さを感じると共に、歳をとる速さも感じます。
弊社ももう30年ですので、数年前から「2030計画」に取り組んでおります。
一般的に、中期事業計画って呼ばれる計画です。
この取り組みが始まったのはおととしでコロナ真っ只中。
段取りは、こんな感じです。
1,何でもいいから、今感じてる問題点をとにかくたくさん出して、箇条書きにします。
2,それを、重要かそうでないか?急ぐか急がないかに分けていきます。
この作業をしてると、問題点も同じことを何度も言ってるのがわかります。
全部解決するのは難しいので、改善点、改善テーマを絞り込みます。
3、今現在の状態を整理します。これはみんなでチャート化(図式化)してみます。
仕事の流れや関係性を整理するので、どこに問題点があるか見やすくなります。
ここまでに、1年くらいかかりました。
いろいろ話し合ってると、普段、あれこれ問題点を指摘するタイプのスタッフほど、
このような話し合いには消極的なところがあります。
箇条書きをお願いすると、少ない問題をいろんな角度で指摘する傾向が強いので、
②の工程で整理してみると、結局1つの問題だったりします。

4,ここまでくると、話し合ってるスタッフな頭の中には
解決への道筋がイメージできてるので、自分の部署内で、
改善案をまとめてもらいます。
5,次に、各部でまとめた内容を、集めてみると
互いの主張が入り混じるので、部署間での調整をお願いします。
ここまでの過程で、私に反省があります。
スタッフの中には、そもそも、こういったロジカルな話し合いが不得意なスタッフもいます。
話し合うために、何かを読んだり、調べたりすることも少なくありません。
彼にとっては、これは苦行のような辛い苦しい時間だったと思います。
結果的に、彼は自主退職してしまいました。
彼の特性にあわせた参加方法をガイドするのも、私の仕事だったと猛省します。

かくして、弊社の23年度事業計画案はみんなの力で完成し、
新しい年度に向かって、一丸となって頑張って行こうと思います。
重要なことは、みんなで作ったことで、
ひとりひとり、、スタッフみんなは、とにかく良くしたい!と考えてるんだけど、
言葉にする力が弱かったり、考える手順がわからなかったり、
考えをまとめる方法がわからなかったり・・・
話合いについて行けないスタッフが現れます。
これは、ゆっくりゆっくりでも学んでもらわないと
会話に参加できなくなるのですが・・・
勉強は強制すると、頭に入りません。 どうしても、本人の主体性が必要です。
それでは主体性の始まりは、どこからか・・・?
大きく二つに分かれると思っています。
一つは、何かを知ることに喜びを感じる方。
もう一方は、話合いで意見を求められても知識経験が足りないと感じて、
恥ずかしいから頑張って勉強する人。つまり、無知を知ることです。

私は、この2年の経験の中で、
最も問題の大きいのは
「上の人で決めてくれたらそれに従います」です。
与えられた作業をそつなくこなすことを仕事と考える方に多いです。
逆に言うと、「考えること」「決めること」「責任をもつこと」を避ける傾向があります。
ちなみに、一度会社の中で、会社は民主的であるべきか封建的であるべきか?について
質問したことがあります。
当然結果は全員が民主的で、全員がお互いで話し合って、より良い環境作りを求めます。
でも、結果的には、「上の人で決めてくれたらそれに従います」側の、
北朝鮮のような管理を、求める方もいます。
昔、「苦労は若いうちに買ってでもしとけ!」って言葉を聞きました。
若いうちに辛くても勉強して、辛くても経験しておかないと、
大人になって、話合いにも参加できない方が辛い気がします。
他方で、皆で考え、皆で話し合って作り上げられた計画には
皆の強い想いが宿っています。
「立案」「調整」「責任」を自主的に配分された組織には
文章には書かれない、深い意味での理解と憧憬があります。
かような意味で、私はとてもワクワクする新年度を迎えることが出来ました。
頼もしいスタッフがアイデアを出し運営する「ミスキョウコ」ブランド、
引き続きよろしくお願いします。
ASSO あしだ