ネットを見ていたら面白い記事を見つけました。
論文が掲載されたのは5年前ですから、もしかしたら既にご存知の方も多くおられるかもしれません。
簡単にまとめると「ラーメン店」の多い都道府県は脳卒中の死亡率が高く、それが低い県は脳卒中の死亡率が低い傾向が顕著にみられるようです。
それが「うどん・そば店」「ファストフード店」「フレンチ・イタリアン」ではその差が認められなかったとのことです。
面白い研究です。
そして、何となく納得します。
ご存じのように塩分摂取量と脳血管障害は有意な関係があります。
この4つの食材の中で、一番塩分摂取が多いのはラーメンです。
特にスープを全部飲んだりしたら結構な塩分摂取量になります。
そしてラーメン屋のサイドメニューは焼き飯とか餃子とか、これまた塩分含有量の多いものが主です。
ラーメンにサラダのセットなんて見たことがありません。
だからサイドメニューを加えたりしたら、もうこの一食で1日に許容される塩分摂取量を軽く超えてしまいます。
だから私はラーメン屋に行ってもセットメニューは頼みませんし、スープもほとんど残します。
お店の人には申し訳ないと思いつつ、やはり自分の体が大事なのでそこは譲りません。
この論文は本文にも書いてあるように「ラーメンを食べると脳卒中で亡くなる」と言う結果を示したものではありません。
ただ常日頃より塩分摂取量には気をつける必要はあります。
そしてこれは毎日の積み重ねです。
折角のお刺身をじゃぼじゃぼ醤油につけて食べるような食生活を控え、その食材自体の味を楽しむ習慣をつけていくのが大事だと思います。