昨日女子ゴルフの試合を見に行って、上田桃子プロに付いて1日そのプレーを見て回ったことは昨日の日記に書きました。
私以外にもそんな人はたくさんおられました。
私のようなファンは当然です。
一つ上田桃子プロのファンは他のプロに比べて女性の比率が非常に高いのが特徴です。
半数近くが女性で、他の女子プロだとそこまでの率にはなりません。
中高年の男性がファンの大方を占めています。
この事は上田プロご自身も語っておられました。
そんなファンとは別に、どの試合でも必ず1日付いて回られる女性がおられます。
それは上田プロのお母さんです。
娘のプレーをいつも会場で見守っておられるのです。
そしてその居場所が、いつも他のギャラリーの方の邪魔にならないよう少し離れてなおかつ後ろの方におられます。
本当であれば間近で応援されたいはずです。
でもその場所をファンやギャラリーに譲り、自分は離れた場所から応援されている、その姿に母の愛を感じるのです。
最近は自分の見栄やプライドを中心に我が子に接して、我が子を操ろうとする親もいます。
上田プロのお母さんはその真反対の態度を貫いている方だと思います。
上田プロ自身も自分の尊敬する人にご自身のお母さんを上げておられました。
「この親にしてこの子あり」との言葉があります。
最近では「こんな悪い親だから悪い子どもが育つのだ」と誤用されるケースが多いですが、本来の意味は「このような優れた親があってこそ、はじめてこんなにりっぱな子が生まれるのだ」なんです。
昨日お母さんの姿を見ながら、この言葉を思い出しました。