救急患者 2023-11-13 | 日々雑感

日々雑感

西宮市の小児科医のブログです。

急に寒くなりました。

いきなりの寒さについていけない気がします。

昨日私は京都に行って心肺蘇生法講習のインストラクターとして活動してきました。

その時一緒だったインストラクターの方がおっしゃっていました。

その方は普段は救急病院の看護師として働いておられます。

そして先週半ばから急に急患が増えたそうです。

それも急性心筋梗塞と脳梗塞の人が激増し、救急部門は大忙しとのことでした。

やっぱり寒くなると血管に絡んだ病気が怖いですよね。

その前の日、つまり土曜日の夜は応急診療所に行ってました。

その日の日記で書いた県の小児科医会創立40周年記念式典に出席した後です。

インフルエンザの高校生を2人、それ以外に熱のある子どもや膀胱炎の中年女性を診察し、そして最後に50歳代の男性が来られました。

熱が40度あって呼吸状態もよくありません。

ちゃんと酸素が吸えません。

コロナでもインフルエンザでもないので、どうも肺炎になっているようです。

このままお家に返すわけにはいかないので二次救急病院に紹介することにしました。

ところが当日の当番病院2か所に連絡すると、どちらもが受け入れできないとの返事でした。

おそらくそこの病院も救急患者で手いっぱいだったのでしょう。

こんな風に気候と救急患者は明らかに相関を示します。

皆さん、くれぐれも体調にはご留意ください。