昨夜、小児科医の集まりがありました。
それもメンバーが県の小児科医会のお偉いさんばかりで緊張の時間でした。
どれくらいのお偉いさんかと言うと、前の会長さん、今の副会長さん、長年理事を務めておられた監事さん、それに今の理事さん、平会員の私にとっては雲の上の先生方です。
そんな偉い先生のお話しは内容が多種に渡っていてとても興味深いものでした。
その中でも深く頷く事がありました。
それは「小児科医は声が小さい」との事です。
それは「小声」と言う意味ではありません。
「発言力が弱い」のです。
子どもを取り巻く社会環境は日に日に悪化しています。
それを小児科医は痛感しています。
そして個人の努力で解決しようと孤軍奮闘しています。
でもそれには限界があります。
やっぱり社会が変わらないと子どもは幸せになれません。
じゃあ社会を変えるのは何か、それは政治です。
政治家が子どもに真剣に向き合わない限り社会は変わりません。
そのためには政治家に対して声を上げないといけないのです。
ところが小児科医はみんな心優しいせいか、こういう圧力をかけるのが苦手です。
他の診療科のお医者さんはそのあたりが違います。
政治力も持っておられます。
結局それが影響して子どもに対しての政治が変わらないとおっしゃっていました。
確かに自分もこの前の水曜日みたいに診察室で大声を出すことはあっても、政治的には大声どころかささやくこともありません。
昨夜の話を聞いて反省はしたものの、でも自分の行動を変えるのは難しいかなと思っています。