最近はほとんどこの箪笥は手に入らないので久しぶりです。
総桐で全体に塗装してあり、扉の中の引き出しにも塗装してありますので
駿河箪笥の中では最もランクの高いものだと思います。
1年くらい前に仕上げたのが最後でした。
上下二段組なので横に別々に並べても感じのいいものです。
扉の中は元々の色だと思い、ベンガラ塗りであったと思われます。
でも時代と共に煤で覆われて濃い色になったようです。
手に入れたときはこんな感じです。
金具を外すとクギではなく、クサビ型のものなので明治~大正のものだと思います。