大地震が起こってから2週間。


宮城県が心の故郷である私にとって、


お世話になった方、仕事仲間、取材させていただいた方を思うと


もう、胸が張り裂けそうな毎日でした。




その時、東京で出来ることと言えば、


節電と募金くらい。




もどかしくて仕方がありませんでした。




だから、胸の奥底から湧きあがるエネルギーを


然るべき時がくるまで温存していました。




そして、ついに東北道の通行規制が解除し、


まずは被害の大きかった東北地方の支援と復興に向けて、


活動を始めました。


そのことについては、またブログで綴っていきます。




それで、もう一つのついに!をご報告させていただきます。




大地震の日から、ずっと泊まり込みをして


仕上げの編集していた番組が放送されます。






命について問いかけるドキュメンタリー番組です。






2008年、生後10カ月で


拡張型心筋症と診断された“そうちゃん”という子がいました。


当時の法律だと、海外での心臓移植でしか生きる道はありませんでした。


しかし、移植手術を受けることはできず…。






ご両親は、いのちについて考え、苦悩し、葛藤を続けながら、


悲しみを乗り越えていきます。






そこで大きな励みとなったのは、


我が子を移植の道へと支えてくれた多くの人たち。






その人たちの支えがあって、今を強く生きられているといいます。






今年2月からは、自分たちの経験とともに


「いのち」の大切さを伝えたいと、学校をめぐり始め、


「いのちの授業」を行っています。






その活動と子どもたちに贈った「いのち」のメッセージを


番組では伝えています。








今回、未曾有の出来事で多くの方が亡くなり、多くの方が家を失くし、


なぜ、自分がこのような経験をしなければならないのだろう、


なぜ、我が子が、なぜ家族が…という思いが溢れて


一歩進みたくても進めない方が多くいるとも思います。






そのような気持ちを持つ人々と


そうちゃんのご両親は、ある意味同じような思いを経験しています。






だからこそ、今、少しでも支える側となれる皆さんに、


この番組を見ていただきたいと思います。






被災した人々に、今を強く生きて欲しいと願っています。










3月27日(日) 21時~21時30分


tvk(テレビ神奈川)


「いのちのつながり~そうちゃんが残してくれたもの」






そうちゃんのお母さんのブログ


http://ameblo.jp/sounami/entry-10840549690.html








そうちゃんのご両親は、これから多くの学校で


「いのちの授業」を行っていきたいと思われています。






もし、みなさんのお子さんが通う学校に


来ていただきたいと思われましたら、ご連絡ください。




私が学校側に交渉させていただきたいと思います。






一人でも多く、


そうちゃんの想い、ご両親の想いに触れ、


「いのちのつながり」を感じていただけたら嬉しいです。






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