将軍塚・青龍殿から宝ヶ池へ 展望台からの眺めと四神相応【京都】 | Sepia Wind deux

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将軍塚・青蓮院門跡飛地境内青龍殿のつづきです。

 

前回も紹介しましたが青龍殿には新しい木造の大舞台があるんですが。

それとは別に鉄骨造りの西展望台というのが庭園脇にあり。

 

桜とか紅葉の時期にはこの青龍殿も夜間特別拝観されるらしく。

京都の夜景を十分堪能できるとか。

 

青龍殿 西展望台からの眺め

Nikon Zfc NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

 

今回はその青龍殿西展望台からの京都市街の写真を中心に。

 

青龍殿はもともと北野天満宮前にあった武術奨励の別組織の建物が閉鎖撤去される際に、青龍殿として移築再建したものという話。だから新しいんですね。

 

青龍殿 正面から

 

今回は展望台から望遠レンズで撮った京都の街を

真ん中に見えるのがたぶん白川通?

 

これは二条大橋そばにあるザ・リッツ・カールトン京都?

高くて泊まれませんけどね・・・

Nikon Zfc NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

 

で、この『青龍殿』という名ですが。

京都の東山界隈は『青龍』という名を付けられたものが多いですよね。

 

これはたぶんみなさんもご存じかとは思いますが、『四神相応』という中国、朝鮮半島から伝来した古くからの考えがあって。

  

手前が京大病院 真ん中から伸びるのが賀茂川 

真ん中右の緑が糺の森

 

真ん中の森が京都御苑 右側の大きな建物群が京都府立大病院

 

後で気づきましたがこれ、京大の百万遍キャンパスですね

ちょっとわかりにくいけど時計台が見えます

Nikon Zfc NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

 

『四神相応』を簡単に説明すると、それぞれの方角を守る四つの神・霊獣がおり、京都においてはそれぞれ

 

東 『青龍』…鴨川

西 『白虎』…山陰道

南 『朱雀』…巨椋池(かつて伏見・宇治に存在した池)

北 『玄武』…船岡山

 

が相当すると。

それらの神獣が四方から京都の街を守ってくれているんですね。

 

木造の大舞台から見た青龍殿

 

大舞台を出るときれいな庭園が隣接しており・・・

正面の樹々の奥で平らで少し盛り上がったところが『将軍塚』

 

西展望台から見下ろす青龍殿と将軍塚(左下)

私、このとき将軍塚って、ここにあるとは知らなくて・・・、全景は撮っておりません💦

Nikon Zfc NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

 

ですから鴨川の東岸に連なる東山は、まさに東を守る『青龍』が睨みを利かせている場所であり・・・。

 

平安遷都の際、桓武天皇は都の鎮護のために高さ2.5メートル程の将軍の像を土で作り鎧甲を着せ鉄の弓矢と太刀を帯させ、まさにこの東山の頂上にある塚(もともと古来の古墳があった)に埋めるよう命じたという話。

 

この地が『将軍塚』と呼ばれるようになったのはこれに由来してるらしい・・・。

 

これはたぶんですね、鴨川の十条付近?

大きい道路は第二京阪道路かと

 

京都タワーと東本願寺

 

右の大きい建物はホテルオークラ京都?

今回宿泊先に苦慮しましてここにしようかとも思ったんですが、ひとりで泊まるには豪華すぎますしねえ・・・

Nikon Zfc NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

 

で、今回の京都旅ですが、いつもと違うというか・・・。

 

いつもでしたら14-15時ぐらいのチェックインに合わせて来るんですけど、今回のチェックインは17時と遅め。

 

というか当初予定していた定宿ホテルの予約を雨予報のためにキャンセルしたのが事の発端💦

昨年はとにかく雨に悩まされたので、今回はどうしても天気だけは譲れないと(笑)

 

西展望台から庭園を見降ろして

 

こぢんまりとしていましたが、ここの庭はすごく設計もよく、手入れもしっかりされていて

 

今回は梅と桜の間ということで華やかな雰囲気はありませんでしたが

すごくいい庭だと思った・・・

Nikon Zfc NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

 

で、定宿をキャンセルしたのち、好天が見込まれる日程で取ったのが駅南にある1000室級の巨大ホテル。安さも魅力だったのですが・・・。

 

でも宿泊日が近づくにつれ、駐車台数の少なさが気になってきて・・・。

そんな折に見つけたのが今回宿泊したホテル。

 

かつて日経トレンディのホテルランキングで京都1位を獲得したこともある某ホテルが、改装中の足場があるため景色は期待できない、かつチェックインは17時チェックアウトは9時という条件で、いつもより安い価格で部屋を提供中だった・・・。

 

これでいいんじゃ?

  

ホント大きくはないですが、すごく美しい庭だと思いました

紅葉期とか来たらさらにきれいなんじゃないかなあ

 

垣根の間に石畳の路地とか茶室へつづく路のようでもあり

 

福徳門 

このあと懐かしい将軍塚をあとにした私は東山ドライブウェイを蹴上方面に降りて・・・

Nikon Zfc NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

 

というかそもそも私、朝8時以降にチェックアウトしたことないですし。

部屋に戻ったらデータをPCに移して風呂入って寝るだけですから(笑)

 

まあ17時チェックインが問題でしたが、それまで車で別な場所に立ち寄ってから行けばいいんじゃ?

と考えたのが今回の行動の理由ですね。

 

ただ、観光客の多そうな観光地は車で分け入るのも一苦労だし、駐車場も大きくないでしょうからそれ以外の場所?

最初に決めた将軍塚はちょうど京都東ICを降りて五条通に入る直前にありますし、たぶん人も少ない?

あとは・・・。

 

そこで思いついたのが、これも学生時代によく来ていた宝ヶ池付近。

 

というわけで将軍塚をあとにした私は北上

ここは蹴上の南禅寺前交差点 直進は仁王門通り 右折すると南禅寺 右斜め上が白川通

 

白川通を北上中 ここは京都芸大前

北白川は中央分離帯に樹が植えられていてきれいなんですよねー

 

というわけで宝ヶ池にあるコーヒーレストランに到着

たぶん35年ぐらいぶりですね・・・((((;゚Д゚))))

ドライブレコーダーDVR3400より切り出し

 

 

宝ヶ池付近は当時からおしゃれな店が散在していて。

車でないと来にくい場所でもありましたから、今回時間を潰すにはちょうどいいかなと。

 

ついでにそこで遅い昼食を食べればいいし。

 

それにしても車で白川通を北上、なんて学生時代以来なんですけど京都の暗黙の運転ルールみたいなものも、走ってるうちになんとなく思い出せる感じがあってちょっと驚いていました。

 

これは基本的に京都の街が大きくは変わってないことに依るんじゃないかと。

たしかに古くなった建物は新しいものに建て替わってますが、道路とかは変わってませんからね。

ナビとかなしでも昔の知識のままで普通に走れましたから。

 

というわけで次回は懐かしい宝ヶ池のコーヒーレストランと宿泊先のホテルとその近辺の写真を。