こんにちは。しんです。

本日も全館冷房に向けたお話しです。

 

全館冷房を実現するにはいくつも課題があると考えています。

例えば、間取り、空気の流れ、設置する設備など。

他にもコスト面での課題もあると思います。

その中でも、まずは使用する設備について記載していこうと思います。

 

と言っても、設備は3つしかありません。

1つはエアコン。

2つ目はエアコンの風を循環させるファン。

3つ目は各居室へ冷気を送り込むファン。

 

1. エアコン

エアコンは言わずと知れたi-smartの標準設備、RAYエアコンです。

エアコン代も無駄にしたくないので他に選択肢はありません。

ちなみに、退路を断つためにエアコンはこれ一つです!思い切った!

 

あ、もしもの場合のために、子供部屋だけ穴はあけてあります。

本当は穴なんてあけたくはないのですが、万が一を考えると仕方がないです・・・

なお、主寝室は穴すらありません(笑)

 

RAYエアコンの性能

  広さの目安 木造 鉄筋 kW(能力) 消費電力(w)
暖房 13〜17畳 22㎡ 27㎡ 6.0(0.6〜8.3) 1,615(185〜2,690)
冷房 11〜17畳 18㎡ 28㎡ 4.0(0.7〜4.5) 1,230(200〜1,580)

 

立派な性能値ですね。

高気密高断熱な一条の家であれば、目安よりも広い面積がカバーできるでしょうし

きちんと循環してあげれば、LDKの26畳くらいは問題なさそうです。

 

2. 循環ファン

本当ならシーリングファンをつけるのが良いと思います。

見た目も良いし、うるさくないし、電気代を気にせずつけっぱなしにできるし・・・

でも、採用しませんでした。

 

だって、嫁がイヤだって言うんだものorz

羽の掃除は絶対にしたくないし、しないし、そもそも天井に何か付いてるのがイヤ!

と言われて採用するほど心臓と意志が強くはありません(笑)

あと、私的にも冷気の循環に天井付けのファンって意味あるのかな?と疑問に思っちゃったのでやめました。

 

サーキュレーター(壁付けの扇風機)

代わりにサーキュレーターで風を循環させることにしました。

以下の赤丸の場所(全てには置かない)に設置することで循環する計画です。

 

何を置くかは未定ですが、床置きは邪魔なので、壁付けを予定しています。

そのため、上記の赤丸は全て壁付け可能なようにスペースを調整しています。

 

また、「風を送り込む」ではなくLDK内での「循環と拡散」が目的なので、扇風機で良いかなと思っています。

種類が豊富ですし、比較的音も静かですので・・・

 

3. 送風(エアパス用)ファン

さて、全館冷房に向けた設備の目玉です。

LDK全体を冷やした(除湿した)空気を各居室へ送り込みます。

 

今の住まいではドアを全開にして床置きの扇風機で風を送っているのですが、入り口にあるのでいちいち邪魔です^^;

なので、壁やドアから送風できる設備がないか調べてみました。

 

エアパス用ファン(三菱電機)

空調のある部屋からない部屋へ空気を送り、室温を一定にするためのファンです。

なお、8畳2間で非空調ゾーン33℃、空調ゾーン28℃の場合、エアパス用ファン(V-12PF7)を使用して、約30分で非空調ゾーンも28℃になるようです。

 

我が家の居室は主寝室でも6畳ないので、V-08PF7で十分です。

  • 外形寸法(高さ×幅×奥行) (mm) :165×160×112
  • 消費電力 (W) :1.80
  • 騒音<SPL> (dB) :22.50
  • 風量 (m3/h) :70

ルームツーファン(パナソニック)

同様の製品のパナソニック版ですね。

最新機種が2001年発売ということで、力は入れていないようです。 

  • 外形寸法(高さ×幅×奥行) (mm) :170×170×133
  • 消費電力 (W) :5.5
  • 騒音<SPL> (dB) :32
  • 風量 (m3/h) :48

部屋間通風タイプ パイプ用ファン(東芝)

同じく東芝版です。

最新機種が2000年発売・・・

  • 外形寸法(高さ×幅×奥行) (mm) :167×167×132
  • 消費電力 (W) :2.7
  • 騒音<SPL> (dB) :31
  • 風量 (m3/h) :46

 

 

 今回は実施事例が多く、また製品のバージョンアップがある(売る気のある)三菱電機のエアパス用ファンを採用することにしました。

性能値も段違いで良いですね。

 

エアパス用ファンの設置

設置したい場所は以下の場所で、全ての居室につける方針で検討していただいています。

 

なお、エアパス用ファンの設置検討にあたっては、「i-smart」「エアパス用ファン」で検索してヒットしたフエッピーさんのブログ記事「サーキュレーターは付けないの?」を参考にさせて頂きました。

設計士さんに検討をしてもらう際にも、前例があるとそれだけ動いてもらいやすいため、とても助かりました。ありがとうございます。

 

残念ながらフエッピーさんは、RAの位置などの関係からエアパス用ファンを用いた運用をされていないようですが(記載がないだけかも)、細かな性能や環境への考察や造詣の深さには本当に驚かされます。

また、i-smartの平屋で全館冷房を行われているまぼこさんのブログも参考にさせて頂いています。フエッピーさんのブログからのリンクでたどり着いたのですが、RAYエアコンとサーキュレーターで行われている全館冷房の記事や造作押入れの記事など、とても参考になる記事を書かれています。

 

このお二人の記事を拝見させて頂いたことが、私がRAYエアコン一台での全館冷房にトライする最後の一押しとなりました。私も今後の取り組みの中で検証を行い、皆様の背中を押せるような記事を書いていきたいなと思っています。

 

 

さて、入居後はみはりん坊Wなどの設備も設けると思いますが、現時点で検討できる設備については以上です。

次回は全館冷房に向けた間取りについて記事にしていきたいと思います。