私のヨガクラスで特に重視しているのが、「呼吸法」と「瞑想法」です。
※下記、佐保田鶴治氏の『ヨーガ入門』(昭和50年刊行)の内容を簡潔明瞭にまとめ、私の言葉も肉付けしながら綴ります。

ヨガのポーズ(体操)も呼吸法も瞑想法も、「心身一如」(しんしんいちにょ)の原理に基づいているもの。特に瞑想法は真っ向からこの原理の実現に挑んでいると言え、ヨガの究極(最高)目的に近づく最短距離の道筋が「瞑想」と言われます。

ヨガ哲学では、心(ココロ)と體(カラダ ※敢えて旧字を遣います)は不可分離に結びついているものであり、心と體ははっきりと「区別」しなければならないものですが、「分離」することはできない、という考えがあります。

そして、心と體を結び付けている(両者の間に介在する)最も重要なものは「神経組織」と言われます。「精神」「神経」「體(身体)」の三位一体的な結び付きのうえに人間という全一的存在が出来上がっています。

瞑想は、心と體を平等に扱う方法で、完全な「心身一如」の状態を実現しようとします。これが実現できてこそ、本当の意味での「健康」が実現できると言えるでしょう。

真の瞑想を実現するための根本条件は、心と體を通じて全面的な"くつろぎ"の状態が持続されること。それには先ず「神経のやわらぎ(和)」が必要で、その鍵となるのが「自律神経」です。
"くつろぎ"の実現には、「バランス」と「リズム」という二つの生命原理を理解することが大切。
瞑想の時の"くつろぎ"は、リズミカルなバランス(=呼吸や心臓鼓動のリズム)を意識しつつ、"緊張"(=上体・背骨・骨盤を真っ直ぐ立て続けること)も内に含む態勢です。
まさに「緊張と弛緩のバランス」です。

静坐瞑想の方法は、座り方(調身法)・呼吸の仕方(調息法)、心の操り方(調心法)の3つ(三要素)に分けることができます。

瞑想の本質からいえば、座り方は自由(どの体位でも良い)ですが、より効果的な座位および「調息法」は私のクラスで実践しながらお伝えしております。

瞑想の三要素の中で最も重要なのは、心の操作(調心法)です。
その四つの段階は以下の通り。
(日本語/英語/サンスクリット語)
①制感(せいかん/Sense Control/プラティヤーハーラ)=心のはたらく方向を外方から内方へ向けて行く。
②凝念(ぎょうねん/Concentration/ダーラナー)=心をある一点にとどめて動かさない。
③静慮(じょうりょ/Meditation/ディヤーナ)一つの想念と次の想念との間の空虚な"すきま"を拡大して行く。
④三昧(さんまい/Contemplation/サマーディ)=主観と客観の両面が完全に合一する。"直観"と"智恵"が生じる。最終的には「超意識(super consciousness)」(新しい高次元の意識の誕生)へ⇒「真我の実現」

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瞑想と呼吸法、ヨガ哲学は非常に奥深いので、私もまだ学びを深めている所ですが、こういう意識で1本1本のクラスをお届けすることで、その時間・その場所に集まってくださった皆様との「一期一会」の空間が醸成され、奇跡のような共振・共鳴を起こしていると実感することが度々あります。

瞑想を通じて感覚を研ぎ澄ませ、【今この瞬間】に意識を向ける訓練をし続けていると、外側の"情報"が段々とどうでも良くなっていくもので、「真我」「根源」「創造主」と繋がるよう努めることで、「自分は何者なのか?何の為に生まれ生きているのか?」という究極の問いに対しての答え(解)にやがて到達するものだと私は感じます。

以前の投稿にも書いたように、予めその"答え(解)"は元々用意されていて、「今」という一瞬一瞬を意識的に、自分の軸を確かに「正念」にしたがって生きていくことで、その"答え(解)"に段々と近寄って行き、辿り着くことができるのかもしれません。
まさに「こたえあわせ」です。

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