結城充孝 「エコイック・メモリ」。女刑事クロハ・シリーズ第二作。
第一作のプラ・バロックで唯一の肉親の姉を失った女刑事クロハは、姉の忘れ形見である甥の親権を元義理の兄と争っている。
そんなクロハの周りでインターネットの動画サイトに殺人映像が投稿される。その背後に蠢くオンラインゲーム会社を使った犯罪の匂い。クロハを狙うプロの襲撃者。
第二作も21世紀的ノアールの香りが充ちている。
過剰なまでに書き込まれる細部には才能が現れている。ただ読みやすいとは言えない。
しかし、このヒロインのキャラクターは未だ現在進行形だ。
過剰さが程よく刈り込まれ、バイプレーヤーも含めてキャラクターがたちあがってきた時にこのシリーズが飛躍するはずという予感がする。
しかし女刑事ものというのは今流行のフォーマットなのかな。
iPhoneからの投稿エコイック・メモリ (光文社文庫)/光文社

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