読みづらい文章はなぜ生まれてしまうのか | 伝わる・喜ばれる文章講座

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どうすれば人に伝わって喜んでもらえる文章が書けるようになるのか?Webライターが文章のコツを書いていきます。

人に伝わる文章を書くには、何よりもまず「読んでもらえる」文章を目指すことが大切です。

 

読んでもらえる文章と読んでもらいにくい文章には、どのようなちがいがあるのでしょうか?

 

 

皆さん自身の経験を振り返ってみてください。

 

スマホで読んだコラムやニュースでも、書籍でもいいのですが、途中で文章を読むのをやめてしまった経験はありませんか?

 

どんなときに、その文章を「もう読むのをやめよう」と思ったでしょうか?

 

いろいろなケースがあるとは思いますが、大多数のパターンとして「読みづらい」と感じたことが原因になっているのではないでしょうか。

 

文章を読むにはある程度のエネルギーが必要です。

 

読者の立場としては、できるだけ余計なエネルギーをかけずに知りたい情報を得たいと感じるのは自然なことです。

 

読みづらい文章を解読するには、かなりのエネルギーを要します。

 

得られる(はずの)情報量に対して、読むためにかけるエネルギーが釣り合っていないと直感したとき、人は文章を読むのを放棄してしまうのです。

 

 

では、読みづらい文章とはどのような文章のことを言うのでしょうか。

 

これにはいくつかのパターンが考えられます。

 

  • 長すぎる文章
  • まわりくどい文章
  • リズムが悪い文章
  • 難解な言葉を多用している文章
  • 何が言いたいのか分からない文章

 

これを自分自身のことに置き換えてみると、文章を書いているときについやってしまいがちなことが分かるはずです。

 

  • つい長々と書いてしまう
  • まわりくどい表現を使ってしまう
  • 語尾や読点のリズムが悪くなってしまう
  • 難しい言葉を使おうとしてしまう
  • 文章の要点が途中で分からなくなる

 

「たしかに文章を書いていてこうなることがある」と思いあたるフシはありませんか?

 

では、会話など話し言葉ではどうでしょうか。

 

 

文章で書くと「読みづらい」ものになりがちでも、言葉に出して話すとそうでもない、という人はけっこう多いはずです。

 

 

そもそも話し言葉と書き言葉は似て非なるものですが、完全に別のものかと言うとそうではありません。

 

つまり、読みづらい文章が生まれてしまうのは「書く」ことを特別な行為と捉えすぎているからなのです。

 

このブログは「伝わる・喜ばれる文章」を書けるようになりたい人向けですが、文章を書くときふだんとちがうあなたにならなくてはいけないのではありません。

 

話すように書けること。

 

会話をするように文章で伝えられること。

 

そのような自然体で書く文章を目標に、役立つコツを発信していけたらと思っています。