複数の部屋で複数のオーディオシステムを構築していると、
いろいろとうんざりしてくることがある。
すっきりしようと思って、真剣に聴くオーディオを一つの部屋にまとめることとしました。
前回書いた、アキュのプリ売却はその一環でもあります。
先日SOULNOTEのプリP-3を自宅試聴させてもらい、その能力の高さは理解したものの、
いかんせん私にとっては機体が大きい。
またP-3は、私が必ずしも必要としない機能に結構なコストをかけています。
したがって、ダウンサイジングしてコストダウンしたP-2(仮称;勝手に命名)
が発売されるまでの間、暫定的にSOULNOTEのプリメインアンプ、
A-2を導入することとしました。
A-2はプリメインアンプと銘打っているが、中身は、ボリューム&セレクター付きパワーアンプ、
すなわち、アクティブなプリアンプブロックを持たないパワーアンプです。
パッシブプリアンプが好きな人も結構おられるが、私は
。
アクティブプリアンプでないと音がきつく感じられて、耐えられないのです。
なので、今回のA-2は、あくまでもP-2が発売されるまでの暫定的な導入です。
さて、注文後、早速やってきました。
PC(JPLAY FEMTO)→D-2→A-2の構成で聴きます。
接続はSOULNOTEのノンシールドXLRケーブル(2シリーズの内部配線で用いられているケーブルと同じ線材)でのオールバランス伝送。
いやはや、これは驚きましたね。よどみない、非常にクリアな音。
バランス伝送や無帰還の音なのか、完全にノックアウト、驚いた。
これだったらしばらくプリアンプが無くても耐えられます。
同じメーカーの機材でシステムを組むって、ホントに大事ですね![]()
エージングも一切不要、という印象を持ちました。
やはり、SOULNOTEは格別に高品質です。
ロックもヴェールがかかった感じが一切無く、また、低音の音色も聞き分けられる。
女性ジャズボーカルしか綺麗に聴けない一部のハイエンドメーカーアンプとはレベルが違う。
特に、Jeff Beckの名盤:Blow by Blowには驚かされました。
私は特にBeckが好きなわけでもないのに。
トランスの唸りについて:
D-2では全く唸りませんでしたが、A-2ではどうでしょう。
石油ファンヒーターでは唸らないが、オーブントースターでは唸りました。
これはA-2とD-2の違いというよりは、個体差でしょうか。
調べてみたら、オーブントースター(強弱を切り替えられるタイプ)は、
半端整流が流れる仕組みになっているようで、仕方ないですね。
トースターなんて、音楽を聴いているときにずっと稼働しているわけでは無いから、
諦めましょう。
