ソラリナさんと山城優平さん以外は初見のアーティストさんでしたが、それぞれ個性が違い色彩豊かな、それでいて“一つの器にしっかりとまとまっている”充実の空間になりました!選んで良かったライブでしたニコ

 

・田口亜美さん

→ピアノに自作のサンプリングした音源(この表現で合っているんだろうか)をプラスし、独自の世界を構築なさいました♪思いの丈を、剛速球だったりチェンジアップだったりと様々な“球種”を駆使してこちらに投げ込んできました!

 

ぼんよりまったり系の「無気力風船」で始まり、バシッとハマりました!楽しい中にスパイスを効かせた「メリーゴーランド」や、肩も壊れんばかりに言の葉を投げ込んできた「ネガティブモンスター製造工場」が素晴らしく、最後は、ついつい口ずさみたくなるメロディの「イルミネーション」を披露。トークの際におっしゃっておりましたが、このライブで活動を休止なさるそうで“間に合って良かった”の一言でした・・・。

 

・サユ太さん

→サポートにギター(アレンジからなにから、なんでもなさる方だそうで)を迎え、流麗なピアノさばきに乗せて真っ直ぐな歌声を届けてくださいました!

 

田口亜美さんをモチーフに作った曲「ポップザポッパーズ」で始まり、軽やかに日常を綴った「リトルシアター」が良かったです♪「涙ぼくろ」のカバーで空気を落ち着かせ、ドカンドカンあろうとも、日々をやっつけていく「ペイジーズ」、パステルカラーで力強く世界を描いた「フィルム」、そして、軽やかに駆け抜けていく「星屑シンフォニー」と、緩急自在に楽しませてくださいましたニコ

 

・山城優平さん

→“酸いも甘いも手なずける”というか、振り幅広く世界を描き楽しませてくださるアーティストさん。今回は前半に新曲を3曲も!用意なさる意欲的な構成になり、前半戦が終わってからの“肩の力の抜け具合”がなかなかでした♪

 

前半の新曲ゾーンは、会場へ向かう電車の中で完成させたという「ポラリス(仮)」で始まりました!飄々と日々を乗りきっていく「生活(仮)」が素晴らしかったです♪情念が滾(たぎ)りに滾る、サビの言の葉の畳み掛けが素晴らしい個人的には“山城優平さんといえば!”という曲の「地獄の沙汰も誰次第」を聴けて嬉しく、観客巻き込み型の「ボクの気持ちワタシの気持ち」でバシッと盛り上げ、トークで空気をさんっざんに軽くし、最後は、幸せの陽光で身体を優しく包んでくれる「ずっとこのまま」でキッチリまとめるあたりズルいというかニクいというかにやり

 

これまでに何度か楽しませていただいていたものの、今回ようやくご挨拶が叶いました♪
 

・柑さん

→直球で優しいギターに乗せて、身体に心にフーッと自然に入り込んでくる歌声を届けてくださいました♪醸し出すやわらかな空気感にも惹かれるアーティストさんでしたニコ

 

白昼夢の心地よさというか、気がついたら持ち時間を駆け抜けておりました!圧倒的に地に足がついていながら、じつに幻想的な空気に会場を包む「赤いつくし」が素晴らしかったです♪曲名をおっしゃらなかったので、他の曲には触れにくいのですが、言の葉のひとつひとつがしっかりと入ってきました!

 

・ソラリナさん

→“その歌声が、心の霧を吹っ飛ばす”ソラリナさん。今回は、ギターに柴山陽平さん、ベースに小倉大輔さん、ドラムに河野瞬さんを迎えてのバンドバージョンで楽しませてくださいましたニコ

 

モロモロの障害物を鮮やかに薙ぎ払う、大好きな「風と凪」で始まりました♪なんかもう、疑いようがなく優しい「魔法瓶」は個人的には意外なチョイスで(なにせ、この曲の舞台が「冬」なので・・・)、見事なアクセントに!バンドバージョンで一番“躍動感”が増すというか、高みに高みに上がっていって大気圏まで飛んでいきそうな「エイミー」、日常を軽やかに蹴っ飛ばしていく「クラウン」と続けてテンションを高めてくださり、本編最後は、スケールの大きなメロディに、言の葉が楽しそうに自由に泳ぐ「呼吸」で空気を落ち着かせ、アンコールではエネルギー充填系の「手のひら」で再び盛り上げてくださいました!

 

“これは決して、文句ではない”と最初に断っておきますが、今は「エイミー」が完全なるレギュラーメンバーゆえ、個人的に好きな曲である「ブバルディア」の影がここ最近ちょっと薄くなってしまいました。ただ、この2曲は“同じ枠”という印象ゆえ、シーソーみたいなもんで“片方が浮けば”みたいな感じなんですよね・・・。仮に、今回の構成にて「魔法瓶」を「ブバルディア」に変えちゃったら緩急が確実に乏しくなりますし。「エイミー」もお気に入りの曲ゆえ満足度は高め安定ですから、いわゆる“痛しかゆし”というやつですなにやり

 

終了後に楽しくおしゃべり。9月7日の下北沢を確定させました♪
 
ソラリナさんもう1枚。スヌーピーがお好きとのことなので、ささやかにお持ちしてみましたニコ